映画「主戦場」を観て来ました。
日系アメリカ人の「ミキ・デザキ」監督の初監督作品です。彼は日本にも留学体験があるそうです。
公式サイト http://www.shusenjo.jp/
ご存知のように、「従軍慰安婦」を扱ったドキュメント映画で、殆どがインタビューと古い記録映画・公文書などの紹介に当てられています。
慰安婦問題は存在してたと言うのは、共通認識ですが、
問題は、それが日本政府・日本軍による強制的なものだったかどうか(甘言なども含まれる)
そんな事はなかったと言う論者の代表的な登場人物は、
櫻井よしこ(ジャーナリスト)、杉田水脈(衆議院議員)、藤岡信勝(新しい歴史教科書を作る会)、ケント・ギルバート(タレント・カリフォルニア州弁護士)
トニーマラーノ(テキサスのYOUTUBER・通称テキサス親父)藤木俊一(トニーの通訳兼マネージャー)、加瀬英明(日本会議)
それに真っ向から反対する論客は
中野晃一(政治学者・上智大学きょ)、吉見義明(歴史学者・中央大学名誉教授)、林博史(歴史学者・関東学園大学教授)、小林節(憲法学者・慶応大学名誉教授)、俵義文(子どもと教科書全国ネット)、その他韓国人の慰安婦問題研究者などです。
日系アメリカ人の監督や、トニーマラーノたちが慰安婦問題に関心を持ったのは日韓の問題でありながら、韓国がアメリカにも慰安婦像を建てた事が起因だと思います。
日本政府や日本軍が強制したものでは無いと主張する主な論拠は、彼女らは給料を貰っていた。彼女らはSEX・SLAVEではなく、売春婦だったなどと言うものです。
又20万人と言う数字にも疑問を投げかけています。
対して、吉見氏や中野氏は具体的に数字や、当時のインフレ率などを挙げて具体的に反論していきます。
慰安婦問題に否定的な登場人物は、弁護士・ジャーナリスト・衆議院議員など専門家では無いのに対し、慰安婦存在肯定派は、やはり専門的な大学教授らが多いので、論拠がしっかりしてますね。
映画のタイトルが「主戦場」ですから、どっちが勝ったかを判断する必要があると私は思うのですが、日本軍やに日本政府による強制的な慰安婦の実態があったと言う意見が、大差の判定勝ちだと思います。
是非映画をご覧ください!
櫻井よしこがアメリカ在住のアメリカ人に、お金を渡して原稿を依頼したのではないか?と言う問いに、言葉を濁した事が、強く印象に残っています。