東北アルパインスキー日誌 ブログ

東北南部の山での山スキー、山歩き、山釣りなどと共に、田舎暮らしなどの話を交えながら綴っています。

本家 山形冷やしラーメン

2009年07月26日 | 蕎麦・ラーメン
            

今日の午前中は気温31.0℃での下刈り作業だったが、いきなりの炎天下では脱水気味でくたびれ、午後からは扇風機を廻したまま伸びてしまった。まだ体が慣れていないのか日頃の不摂生か、体からエネルギーが抜けてゆく様でこれも体力の低下か?

そこで、こんな時にと思って帰りに立ち寄ったのが山形の「鬼からしラーメン本店」。めったに立ち寄らない店だが、濃厚なスープとからし味噌の味わいは好みだ。ただ、一度調子に乗って辛口を頼んでとんでもない目に会っており、今日は新メニューの冷しラーメン狙いで訪れてみた。

頼んだのはしょうゆ味のラーメンだったが、厚いチャシューの塊となぜかハンバーグが載り、刻んだネギとキュウリの下にはボイルしたキャベツが隠れ、どんぶりの下からはスライスした生姜が出てきた。麺は意外にも細いストレートで、実に具沢山で栄養バランスの良い雰囲気。表面に油が浮かんでいるがスープ共にあっさりしており、くたびれた胃袋でも抵抗無く入る。魚系とがら系をミックスしたような味ですが、冷しラーメンにはこれに生姜が加わって複雑な味わいになり、自分では結構お気に入りです。

それと不思議なのは載っている厚いチャーシュー(角煮?)で、冷たいスープでどうして柔らかくで脂身がとろけるようになっているのか?好き嫌いの出るラーメンでしょうが、オリジナリティは高く座布団3枚としよう。

値段は醤油ラーメンが¥780 味噌ラーメンが¥870と高いが、ここまで完成させるとなるとかなりの手間とノウハウが必要なはず。オリジナリティは無いが物まね上手の仙台のラーメン屋さんだが、果たして同じものが作れるか疑問の所。だいぶ前に山形の元祖冷しラーメン屋を訪れたが、載っている氷がスープを薄めてしまってがっかりした事があるが、このラーメンなら完成度は高く納得出る味と思います。山形の冷しラーメンも着実に進化している兆しが・・・。
今度は本命の味噌味狙いで訪れてみます。
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金ちゃんラーメン 南陽本店 (山形県)

2009年03月30日 | 蕎麦・ラーメン
さんざんサボり続けた久しぶりのブログはラーメンネタです。

山形県はラーメンの消費量(ラーメン屋で食するもの)は日本一らしいが、どこかの餃子日本一のただ単に消費量が多いだけの有名地とは違い、その味・レベルの高さ・独自性・創意工夫は相当なものだと思います。蕎麦とともに最近では麺王国と呼ばれているらしいが、自分の田舎を持ち上げるまでも無く納得するものです。

なぜか知らないが実家の有る南陽市には、山形のラーメン好きの人気を2分する有名店が2軒あり、片方は超メジャー店の龍上海本店と、もう一つは根強い人気を誇る金ちゃんラーメン南陽本店と言われている。

今や全国区の龍上海本店は省略しますが、この金ちゃんラーメンは今や県内で何店もチェーン展開している様ですが、その本店は総本山とも呼ばれている様で、巷では圧倒的な支持を受けている店の模様です。

実はこの本店で初めて食したのは6回目が初めてで、何時行っても店が閉まっているので不思議だった。後で解ったのだが開店は11:30AMでも、スープがなくなると1:30PM頃には閉まってしまう店で、なんとなくこだわりの有る頑固な店に思えた。先日は中途半端な山行帰りで立ち寄ったので良かったが、普通だったらこのタイミングに合わせて訪れるには難しい。

今回は2度目だったが、出てきたのはとてもシンプルかつオーソドックスな品で、澄み切ったスープにキラキラした玉の様な油が浮び、なんとなく気品有る昔ながらの中華そばと言う雰囲気。透き通ったキレイなスープ。脂浮きの割にスープ自体はアッサリと感じます。平打ちのちじれ麺はつるつるして程よい腰があり、余りくどくないスープにマッチして自分には好みだった。中華そば¥500でたくあん付き。ご当地ラーメンの辛みそラーメンもかなりいけるらしい。ただ、佐野ラーメンのような柔らかさは若干不満だったが・・・。

濃厚な味とコクと味を売り物にする龍上海とは対照的で、大げさに言うとラーメンの本質を極めた様な一品。派手さは無いが一度味わうとファンになり、何度も通い詰めたくなる店で気に入っています。

しかし、1日の営業時間2時間程で勝負する店とはあっぱれで、その自信の程が伺える地元密着型の店で県外ナンバーなどは見かけない。店の中もおばちゃん2人とご主人だけの様で、和気あいあいとやっている光景も好感が持てます。


【住所】 山形県南陽市漆山1816

場所は国道113号線のセブンイレブンから北に4~500m程入ったあたりで、南陽市宮内の珍蔵寺(夕鶴の里付近)そばだが、解りにくいので事前のリサーチが必要です。

※写真を取り損ねて画像は有りません。
コメント (3)
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馬肉ラーメン かめや食堂 (山形県長井市)

2008年05月25日 | 蕎麦・ラーメン
先週、飯豊連峰の山スキーを楽しんだ帰路、一軒のラーメン屋に寄ってみた。

店舗は小国から113号線を下って今泉のT字路を左に長井方面に向かい、3~400m程先の信号を左に入ると間もなく看板がある。日曜日ではあったが4:30PMという中途半な時間帯にも関わらず、店内には10人くらいのお客さんがくつろいでいる雰囲気で、家族連れ・友達連れなど、年齢を問わず広い客層に見えた。

メニューは中華「大盛り¥700・普通¥600・小盛り¥570」の3品のみで馬肉ラーメンの専門店。注文してから20分も待たされたのには参ったが、出てきたその品は麺にメンマ・ネギ・馬肉チャーシュー、それとなぜか安っぽいペラペラな魚肉ソーセージが一枚載っている。見た目は実にシンプルだが黒い馬肉とスープが特徴で、いったいどんな味がするのか興味をそそる。

何か臭みが有りそうな先入観を持ってしまうがそうではなく、独特のスープと特注のモチモチした太麺がからみ、とくにアクも無く”ここにしかない味”を醸しだしている。昔、長野県の上田市でサクラ鍋「馬肉鍋」を食した時の肉の硬さは無く、意外とあっさりしたなんとも個性的な一品だ。

長井市近辺では以前から馬肉を食する習慣がある様だが、かつて草競馬場が有ったのがそのルーツと言われている。かつて店は今泉駅のすぐ傍に有ったらしいが、そういえば高校生の頃長井市への列車通学の途中、腹をすかしてこの食堂に飛び込んだ記憶がある。

どちらと言えば好き嫌いのでる店かもしれないが、シンプルメニューで55年間守り通した店の心意気を感じ、今の流行などとは無縁の我が道を行くスタイルには共感を覚えます。

「馬肉ラーメンのかめや食堂」

http://www.e-dcs.jp/kameya/menu.html



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山形県 河北町 肉そば

2008年03月13日 | 蕎麦・ラーメン


「肉そば」をご存知の方はどの位いるでしょうか?何処にでもある様な「肉うどん」を安易に想像したら誤りで、河北町が誇るれっきとした「蕎麦の名品」であり、山形県民の創造力とオリジナリティ溢れる一品なのです。(少しヨイショし過ぎですが・・・) この肉そば鶏と鰹のスープで、あまり塩辛くはなくて、むしろ甘めです。具として入っている鶏肉のスライスが堅めでコリコリしておいしい。


「肉そば」の何が違うかと言えば、真冬でもあったかい肉そばではなく、殆どのお客さんが「冷たい肉そば」を食するところがポイントなのです。別に「温かい肉そば」でも美味しいとは思いますが、そば独特のコシと喉越しを味わうには「冷たい肉そば」で有るべきなのです。小麦粉が大半の「偽装そば粉」だったら別に文句も言いませんが、地元産または国内産のそばを味わうのなら、そばの風味を生かす「冷たい肉そば」という事になります。ある日、南陽市の蕎麦屋の店主に聞いた話では、そばの旬は最も水が冷たくなる厳冬期の頃で、多くの観光客がやって来る夏の蕎麦は単に稼ぎ時らしい。


河北町は仙台から月山・朝日連峰方面にやって来るスキーヤーの通り道で、結構ファンになっている方も多いと思います。現在10数件の店があるようですが、知名度ナンバーワンの「いろは本店」「いろは支店」、「一寸亭本店」「一寸亭支店」、それと新しい店の「ふもと」(寒河江市)等が人気店の模様。まだ通い慣れていないので、一通り制覇する楽しみが増えてまた嬉しい。


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福家そばや (寒河江)

2007年11月29日 | 蕎麦・ラーメン

山の帰りには温泉に浸かるが常だが、その後不思議と食べたくなるのがラーメン。大汗をかいて塩分とエネルギーを発散した体は蕎麦では無く、やはり味の濃いラーメンを食したくなるのは自分だけだろうか?最近月山、朝日の帰りに立ち寄るラーメン屋さんで、寒河江の「福家そばやが有る。この店は地元界隈では特に名が知れおり、殆ど知らない人はいない位の有名店。市内では老舗の「皿屋食堂」と人気を2分している様だが、この店看板メニューの「ワンタン麺」(¥630)は特にお気に入りの一品です。
スキッとキレのある醤油味に広がる魚だしのうま味。しっかりと鶏肉の入ったワンタンは写真では沈んで見えないが10ヶ以上もあり、ふわふわツルツルの食感と独特のスパイスが効き、肉のうま味は何処か品格がる。こちらのラーメンの味わいは昔の中華そばそのもので、あっさりしたした中でも物足りなさは一切感じられない。全体的に旨味のバランスの取れた素晴らしいラーメンで、一度食すると再び訪れたくなります。


住所: 山形県寒河江市本町3-5-22
TEL: 0237-84-2770
営業時間: 11:00-19:30
定休日: 不定
ジャンル: そば、 ラーメン
ランチメニュー: あり
オススメ: ワンタン麺


  


 


 

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