今年は山菜取りのシーズンを逃してしまい、タラの芽・コシアブラ・ゼンマイ・ワラビをすっかり取りそこなった。理由は山スキーで遊び呆けていたら、何時も1週間遅れで誰かに持っていかれてしまった。
田舎では今でも山菜取りは趣味とかレジャーとは違い、今でもここ1年分の保存食として大切な位置を占めている。ゼンマイは干して保存し、ワラビ・ウド・フキは塩漬けにして冬季間の食材となる。スーパーに行けばその時期何でも手に入る時代だが、特に爺さん・婆さんの食生活は今でも昔とあまり変らない。
山菜取りも終盤を迎え、残されたのはフキとミズのみとなり、早朝に杉の植林地に向かって1時間半ほどフキを取りまくった。12.0kgの収穫は上出来で、食べきれないので親戚・知人に配って歩いたら昼になってしまった。
10年前に植林した小沢の斜面には山の栄養素が集まり、太くて柔らかくいみずみずしいフキが密生する。山の恵みとは有り難い物で、林業の副産物で喜ばれるのもまた楽しい。
ちなみに料理は年寄り任せで私は収穫専門です。