戸数4世帯の山の中の限界集落では今でも水道はなく、山の湧き水を引いて生活用水としている。樹齢60〜80年の杉林の下には硬い花崗岩の岩盤が有り、奇麗な湧き水は決して涸れることはなく、60年以上に渡って供給されている。
25年ぶりに2トン位の貯水槽の清掃を行ったが、底に細かい砂粒が少し溜まっているだけで、冷たく奇麗な水を満々と溜め込んでいた。
一ヶ月に2回ポリタンクに詰めて仙台に持ち帰っているが、室内で保存しても夏でも腐るこはなく、夏はサーモスに冷えた麦茶にして持ち歩いている。
この水源には先代が祭った水神様が鎮座し、山に対する感謝の念と家族の安寧が込められている。
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