東北アルパインスキー日誌 ブログ

東北南部の山での山スキー、山歩き、山釣りなどと共に、田舎暮らしなどの話を交えながら綴っています。

85歳の年寄りが見た事のない大雪 2012.02.05

2012年02月05日 | 田舎の話
今年の大雪は尋常ではない事は分っていたが、しんどい屋根の雪下ろしをやって実感した。2週間前に降ろしたばかりの屋根には1.5mの雪が積もり、人間の力を嘲笑うような自然の猛威を知らされる。

朝起きて外の温度計を見ると-11.0℃を示し、昨夜にトタン屋根から落ちた雪のブロックが勝手口を塞いででいた。雪は硬くて重く、こんなものを突然頭上に喰らったらたまったものではありません。

除雪機を使って速攻で片付け、次は今回の目的だった蔵の屋根の雪落としに取り掛かる。さすがに一人では難儀で危ないので、万札をチラつかせて連れて来た大学生の倅に屋根に登らせる。屋根上は人の肩以上有りそうな大雪で、スコップではかいてもかいても雪は中々減らない。

この雪を見て気が付いたのは積雪時の層が殆どないという事だ。日々の気温の変動によって出来る弱層も見当たらず、膨大な量の雪が連続して降り積もったことを示している。

一晩で60cm以上も降り積もるとなると尋常ではなく、積雪が3m程のもなる朝日の大井沢か飯豊の長者が原と同じ降り方だろう。積もった雪は低温続きで溶けることがなく、雪はどんどん高さを増して行く。

スノーダンプでやっつけて何とかなったが、登ってきた梯子が外れてしまい、結局飛び降りて無事帰還となった。雪下ろしまったく初心者にとってはさぞかし試練だったかも。

しかし、こんな大雪は85歳の年寄りも見た事がないらしく、特に、その雪の降る様子が今までに無い様な勢いだったそうだ。なにししろ、翌日落ちた雪で玄関先が塞がれてしまい、出入りができなくなってSOSを発信し、ようやく親戚に頼んで除雪をしてもらった。

土蔵の壁にはひどいひび割れが生じて、もう一回大雪になったらぺしゃんこになっているかも知れない。どうせ中はガラクタしか置いていないが、年寄りにとっては潰れてしまったら恥さらしの様らしい。いっその事潰してしまいたい自分とは意見が合わない。

もういい加減にして欲しい天気だが、今週の水曜日からまた同じような寒波がやって来るという事なのでちょっと不安。


01 朝起きて勝手口を見ると


02 蔵の屋根は肩まである積雪


03 降ろし終わってみると2階建ての土蔵の半分は雪ノ下


04 土蔵の壁にはひび割れが・・・。


05 積雪1.8mの雪に埋もれる小屋


06 屋根から降ろした雪は除雪機で飛ばす




コメント
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