先週の湯殿山に続いて今シーズン2回目は姥ヶ岳の東斜面。さすがに大晦日になると志津駐車場は8台くらいで、顔なじみはAさん他1名くらいで何時もの常連組の姿はない。
先行者のトレースを追って石跳川に入るが、先週より積雪が1.0m位増して上部の沢はスノーブリッジで対岸の湯殿山へは楽に取り付ける状況。天候は曇りだが湯殿山は視界良好で東面が白く眩しく、気温はやや低めで汗をかく事もなく歩き易いのでノンストップでどんどん進む。
途中、3つの沢が合流するポイントから姥沢駐車場方向の沢筋を目指し、途中から左に進路をとって姥ヶ岳の山頂方面を進んで森林限界線を超える。その先に先行者の姿はなく山頂方面は貸し切り状態で、振り返ると遠くは大朝日岳や以東岳が輝いて美しい光景が広がる。山頂方面のシュカブラを進んで行くと対岸に月山の雄姿が現れ、曇りながらも風も少なく静かな雰囲気で今日はやって来て良かったと感じた。
東斜面を除くとノントラックの大斜面が広がり、唯一、山頂狙いのスノーシューのトレースが金姥方面に続いていた。体制を整えて山頂の雪庇を避けて100m程降りた辺りからスタートし、ややパック気味のパウダー斜面に飛び込むと後は至福の時間。まだ慣れないのでトップが引っ掛かり気味で無理に板を回してしまうが、次第に膝を載せる感覚を思い出してロングターンで降りて行く。登り返しを嫌って2/3程下ってからリフト上駅方面にトラバースし、後は南斜面の沢筋を降りて行って姥沢駐車場に到着。
姥沢駐車場直下の斜面はやや藪がうるさいが、その下からは雪も軽く快適な疎林帯のパウダーランの斜面となり、ターンのタイミングも取り戻して快適に降りて行く。途中、少しの歩きが入るがやがて尾根沿いに進んでネイチャーセンター付近を通過し、あとは緩斜面を流して志津駐車場に戻った。
【関連サイト】 東北アルパインスキー日誌