雨宮智彦のブログ 2 宇宙・人間・古代・日記 

浜松市の1市民として、宇宙・古代・哲学から人間までを調べ考えるブログです。2020年10月より第Ⅱ期を始めました。

雨宮日記 9月4日(金) 久しぶりに中央図書館へ 

2010年09月04日 21時08分36秒 | 雨宮日誌
雨宮日記 9月4日(金) 久しぶりに中央図書館へ

 久しぶりに図書館へ行きました。ある場所へ車を止めて歩き出したら、ばったりとN子さんに出会ってしまいました。なんでこんな真っ昼間にニアミスするんでしょうね。
 「やあ、久しぶり」と笑って別れました。

 中央図書館で「週刊現代」のバックナンバーがないか聞いたら、週刊ポストや週刊新潮などはあるのに週刊現代はありません。
 県内ではあったけど、発行から半年たたないと他の館への貸し出しができませんということでした。
 「週刊現代」8月14日号で、日航123便墜落事故特集で、亡くなった乗客が機内から窓の外を撮った写真が公開されているというので、手に入れたいです。
 窓の外に、何か丸い物体が写っているそうです。
 つまり、自衛隊のミサイル誤射説ですね。

 それから2階の郷土資料室に3時間こもって、いろいろ郷土資料を読みあさりました。えびす様信仰についても、学生の卒論があるのを見つけました。
 
 1階へ下りて、クラシックの本を2冊借りました。
 カウンターで聞いたら、ここはCDは置いてないので、城北図書館とかならCDもあるそうです。こんどは城北図書館へ行ってみよう。

本と映像の森76 村上龍さん『無趣味のすすめ』幻冬舎

2010年09月04日 05時29分44秒 | 本と映像の森
本と映像の森76 村上龍さん『無趣味のすすめ』幻冬舎、2009年3月25日第1刷、233ページ、定価1200円+消費税

 活字は大きいので、定価に対する文字は少ないです。費用と効果を絶対視する浜松行革審の委員の方だったら、最初から買わないかも…。
 でも、文字の多さと、内容の濃さは違うと思います。
 内容は濃いので、ぼくはいい本だと思います。

 たしか、去年、本屋さんに行って「本を探す散歩」をしていたときに、手にとって買ってしまった本だと思います。

 たとえば「無趣味のすすめ」で「趣味は老人のものだ」「趣味の世界には、自分を脅かすものがない代わりに、人生を揺るがすような出会いも発見もない。心を震わせ、精神をエクスパンドするような、失望も歓喜も興奮もない」「つまり、それらはわたしたちの「仕事」の中にしかない」
 それは共感します。
 「雨宮智彦」ブログは、59才の中年の趣味ではなく、雨宮とN子さんの2人のリアルな人生そのもの、仕事(賃金労働ではないけど)そのものです。

 それから、いちばn感じたのは「集中と緊張とリラックス」です。

 村上さんは、集中と緊張は違う、集中はリラックスだといいます。そして「集中するためには、リラックスが必要であり、かつ自覚的でなければならない」と言います。
 ぼくもそう思います。

 たとえば音楽の演奏に必要なのは集中ですが、それは同時にリラックスして、自分だけの意識ではなく、聴衆の意識まで入り込んで、客観的な自分が見えていなければ、いい演奏はできないと思いますが、どうでしょうか。

 緊張するとは、自分が収縮して、小さな自分1人だけになってしまった状態でしょうか。
 集中するとは、リラックスして、自分を解放して、自分とみんなの客観的な状態が、広く見える、あるいは感じる状態でしょうか?

 雨宮は、N子さんに「自分の意識を広く遠くまで投げて…宇宙の彼方まで、あるいは遠い未来までクリアーに見える状態になれば、解放されている、ということかなと思うけど」と言いました。
 どうなんでしょうか?
 「緊張する」というのは、自分の肉体の範囲内に意識が限定されてしまう状態と言うことかな。