本と映像の森 195 安冨歩さん著『生きる技法』青灯社、2011年12月25日第1刷、185ページ、定価1500円+消費税
安冨歩(やすとみ あゆむ)さんの本は、これまで2冊、紹介しました。
1 本と映像の森31 安冨歩・本條『ハラスメントは連鎖する』2010年04月24日 05時41分08秒
2 原発の本 安冨歩さん著『原発危機と「東大話法」 ー傍観者の論理、欺瞞の言語ー』明石書店、2012年1月2012年03月06日 05時28分40秒 | 地震・原発・津波・防災情報
この「生きる技法」は、1のハラスメント問題、2の原発問題の考察をさらに一般化して、ふつうの人生をどう生きるか、を考察しています。
この本の中で、僕がが同感する、だいじな「命題」を紹介します。
命題1 自立とは依存することだ
命題1-2 依存する相手が増えるとき、人はより自立する
命題1-5 助けてください、と言えたとき、あなたは自立している。
命題2 誰とでも仲良くしてはいけない
命題2ー7 嫌だと感じる人と、友だちのフリをしてはいけない
命題3 愛は自愛から発し、執着は自己愛から生じる
命題3ー1 自愛とは、自らその身を大切にすることである
命題3-2 自己愛とは、自己嫌悪を埋め合わせるために偽装することである
命題4 人を愛するためには、自分を愛さなければならない
命題5 貨幣とは、手軽に人と人とをつなぐ装置である
命題6 自由とは選択の自由のことではない
命題6-6 選択を迫られるなら、その場を逃げ出すべきである
命題6-8 自分の内なる声に耳を澄まして、その声に従う【ジプリのアニメで「耳を澄まして」ってありましたね】
途中を略
命題12 「自分は悪い子だ」と思い込まされていることが、自己嫌悪である
こういう重要目次の紹介だけでは、わからないかもしれません。時間のあるときに、自分の体験に即して書きたいと思っています。