雨宮智彦のブログ 2 宇宙・人間・古代・日記 

浜松市の1市民として、宇宙・古代・哲学から人間までを調べ考えるブログです。2020年10月より第Ⅱ期を始めました。

遠州の遺跡・寺社・地名 91 東区の安間川(あんまがわ)・安間町は「海人」か

2012年09月04日 14時11分47秒 | 遠州古代史

遠州の遺跡・寺社・地名 91 東区の安間川(あんまがわ)・安間町は「海人」か

 安間川は天竜川の支流で、笠井の豊町を源流に南へ流れて、南区東町で天竜川に合流します。全長約11km。

 この「安間」という名前は、南北朝の頃に南朝方としてこの地に土着した安間了願(あんまりょうがん)とその子孫が切り開いたのが「安間町」の付近です。

 『東区の文化誌 東方見聞録』には「安間郷は、江戸初期以前に、安間・安間新田・薬師・薬師新田・北島の五か村に分離した。安間氏の祖先は海人(あま)族と見られる。海人が阿間に変わり、安間になったとわれる。」(p108)、

 証拠があるのかどうかは書いてありません。

 


本と映像の森 222 小松左京さん著『復活の日』角川文庫、1975年(単行本1964年)

2012年09月04日 05時47分53秒 | 本と映像の森

本と映像の森 222 小松左京さん著『復活の日』角川文庫、1975年(単行本1964年)

 小松左京さんは、地球人類を何回、滅ぼしたんでしょうかね。もっとも、この著作は「滅亡の日」ではなくて「復活の日」です。もちろん、滅亡しかけるのですが。

 196×年冬、イタリアから奇妙な心臓死が流行し始めます。物語の設定では、某国の開発した細菌兵器を盗み出そうとして失敗した飛行機が冬のアルプスの氷河に墜落、致死性の細菌がばらまかれ、それが雪どけとともに…。

 そして全世界で、新種の家畜伝染病や人間のインフルエンザがはやりはじめる…。その流行に隠れて秘かに広がっている「致死性ウイルス」は、なかなか気づかれず…。

 ウイルスに翻弄される一般市民や政治家と、ウイルスが生存できないという設定の南極観測隊と、致死性ウイルスを科学的に追い続ける科学者たち。3つの流れの一つ一つを詳しく追いながら、3つの流れがないまぜになって物語は進行していきます。

 破局的な報復核戦争の仕掛けもあって、人類は生き延びられるか?何回かの危機を迎えます。

  ☆

 面白いのは、南極で生き延びる吉住さんは、地震学者で、「日本沈没」に酷似して、北米東岸で起きる巨大地震を予知することです。ところが、その巨大地震が、報復核戦争の仕掛けをオンにすることがわかって…。

 以下は、過去の「本と映像の森」で紹介した記録です。ということは最高傑作の『果てしなき流れの果てに』が、まだ紹介してないと言うことですね。

本と映像の森2 小松左京原作・一色登希彦『日本沈没 1』小学館 2010年01月13日 04時23分54秒

本と映像の森96 小松左京さん『継ぐのは誰か?』ハヤカワ文庫JA 2010年10月30日 05時16分05秒

本と映像の森 152 小松左京さん「こういう宇宙」(『小松左京コレクション3』) 2011年05月22日 21時26分42秒

本と映像の森 訃報(ふほう)「小松左京さん」7月26日 2011年08月10日 05時59分28秒