雨宮日記 9月23日(日) お彼岸の中日で則子さんは焼津へ
お彼岸の中日=秋分の日です。お日様が真東から出て、真西に沈む日ですので、西方の極楽浄土を拝むことができる日です。
曳馬駅前のお菓子屋に「おはぎ」の大きな文字が出ていました。「おはぎ」と呼ぶのは「萩の花」の咲く秋で、「ぼたもち」と呼ぶのは「ぼたん餅」の略で「ぼたんの花」の咲く春、と書いてある文献もありますが、真実はどうでしょうか?
ボクは、こういう甘ったるいお菓子よりは、歯で噛んで割って食べる、堅いおせんべいが好きなのですが。
今日は則子さんは、お彼岸のお中日の今日、1954年(昭和29年)9月23日に亡くなった第五福竜丸の無線長・久保山愛吉さんの命日です。
1954年の3月1日に太平洋マーシャル諸島のビキニ環礁でのアメリカ軍の水爆実験で、ビキニ環礁から160km付近で死の灰を受けて被曝、乗員は数シーベルトの放射能を受けました。
焼津で毎年3月1日にビキニデー集会、9月23日に久保山愛吉さん追悼のつどいが開かれていますので、則子さんは今日は焼津へ行きました。
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夜は、午後9時から、テレビで「サマーレスキュー」、槍ヶ岳診療所の実話を元に描いた「山岳診療所」の連続ドラマの最終回を、則子さんといっしょに見ました。
そして午後10時からは、チャンネルをNHK②のEテレに変えて「チェルノブイリ特集」の2回目、ウクライナの衝撃のルポでした。
ウクライナ政府が昨年4月の「チェルノブイリ事故から25年」に合わせて発表した政府報告書によると、国際機関が承認した「子どもの甲状腺ガン」だけではなく、大人の甲状腺ガン・心臓血液疾患・白内障・免疫力の低下など、多くの疾患が増えています。
子どもたちは今、健康な子の方が少なくなって、病気の子が増えて、危機的な状況です。
なんという悲劇でしょうか。しかも国際機関や日本政府も、認めていません。福島の人々、福島の子どもたちの未来は、どうなるのでしょうか。
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まだ昼間は暑いですが、夜は涼しくなりました。夜勤の時は、必ず長袖で、今日は下半身はズボンの下に温かい下着をつけましたが正解でした。
則子さんに「寝るとき寒いから、もっと厚い毛布を出して」とお願いをしておきました。