雨宮智彦のブログ 2 宇宙・人間・古代・日記 

浜松市の1市民として、宇宙・古代・哲学から人間までを調べ考えるブログです。2020年10月より第Ⅱ期を始めました。

雨宮家の歴史 2 『落葉松』の2 序文

2013年04月13日 05時58分48秒 | 雨宮家の歴史

雨宮家の歴史 2 『落葉松』の2 序文

  落葉松

    私が自分史の標題を「落葉松」とした理由は、ちょうど私が生まれた大正十二年に、生家の浜松市東伊場町十八番地を発行所として、父が短歌の同人詩「落葉松」を発行した。それを記念として命名したのである。(「Ⅰ 8 アララギ」参照)
 

  落葉松(唐松)は、別名富士松ともいい、富士山・八ヶ岳・上高地・日本アルプスなど上信越の本州中部、主に信州の山岳地帯を代表する針葉樹である。

   大きいものは高さ三十米ぐらいになり、針葉樹としては、珍しく晩秋黄葉して落葉する。早春、芽吹きと同時に花をつけ、秋に松ボックリができる。

  カラマツは植え付けて二、三十年で利用できるので、戦後、国土再建の復興材として脚光をあび、植林は一九四十年後半から、六十年前半に及んだ。このため信州の山々は、カラマツの一大樹林地帯となった。

  先日、出直し選挙で当選した、田中康夫長野県知事が記者会見した北アルプス南端・朝日村の「あさひプライムススキー場」ゲレンデ周辺も緑深いカラマツ林であった。

  長男の所有する山荘のある、長野県白馬村のみそら野高原から、北アルプスを望むと、北から白馬岳・杓子岳・鑓が岳と白馬三山が見える。標高千五百米の蓮華温泉から、白馬山頂に向かう途中の樹林帯を抜け出た、天狗の庭(二千米)の岩場には、しっかりと根を張った天然のカラマツが金色に輝いている。三山につづいて唐松岳が見渡せる。その名の通り、ここにはカラマツが群生しているに違いない。

  白馬の山々の落葉松に恥じないよう、私の自分史「落葉松」を完成させたい。  

  本書(戦前編)は、NHK浜松文化センター(アクトタワー浜松八階)において、平成十三年四月より十五年三月までの二年間、月二回の「自分史を書こう」講座の作品に加筆・訂正したものです。途中、病気入院のため八回ほどの欠席がありましたが、どうやら傘寿の八十歳記念として纏める事のできましたのは、ひとえに講師の藤田安彦先生のご指導と、受講生諸氏の声援のおかげと深く感謝しています。
         (平成十五年三月記)

 


雨宮家の歴史 1 『落葉松』の1 目次

2013年04月13日 05時53分11秒 | 雨宮家の歴史

 雨宮家の歴史 1 『落葉松』の1 目次

☆完成した父の著書『落葉松』を掲載していきます。「本」を読みたい方は雨宮までご連絡く     ださい。

 落葉松 第一巻 ー自伝と文芸評論ー
  
      目次

    Ⅰ 自伝 戦前編

  落葉松
  はじめに(記憶)

   第一部 わが家のルーツ   

  Ⅰ 1  父の誕生
  Ⅰ 2  祖父の上京
  Ⅰ 3  中谷家の誕生
  Ⅰ 4  陸軍被服廠
  Ⅰ 5  日清戦争
  Ⅰ 6  東京開成中学校
  Ⅰ 7  谷島屋書店
  Ⅰ 8  アララギ

   第二部 生い立ちの記
                              
  Ⅰ 9  母のこと
  Ⅰ 10 下垂
  Ⅰ 11 孝男叔父
  Ⅰ 12 祖母の影
  Ⅰ 13 広沢.町
  Ⅰ 14 西来院
  Ⅰ 15 谷島屋別荘
  Ⅰ 16 浜松工業学校
    Ⅰ 17 林泉書房
  Ⅰ 18 鮮満修学旅行
  Ⅰ 19 徴兵検査
 
   第三部 在鮮記

  Ⅰ 20 軍需工場
  Ⅰ 21 召集
  Ⅰ 22 入隊
  Ⅰ 23 南鮮へ
  Ⅰ 24 敗戦
  Ⅰ 25 特別警察隊
  Ⅰ 26 釜山埠頭勤務隊
  Ⅰ 27 安養勤務隊
  Ⅰ 28 復員引き揚げ
  Ⅰ 29 回帰点
   Ⅰ 戦前編 あとがき

  Ⅱ 自伝 戦後編1
   
   第四部 山口県光市

  Ⅱ 30 朝日塩業
  Ⅱ 31 山口県光市
  Ⅱ 32 塩の歴史
  Ⅱ 33 枝条架
  Ⅱ 34 結婚
  Ⅱ 35 中村住宅二二六号
  Ⅱ 36 長男と次男の出生
  Ⅱ 37 台風

      第五部 肉親を送る

  Ⅱ 38 母を送る
  Ⅱ 39 長兄の戦時死亡宣告
  Ⅱ 40 長姉の空襲死
   
     第六部 戦後の始動

  Ⅱ 41 バラック住宅
  Ⅱ 42 林泉書房の再開
  Ⅱ 43 閉店
   
     第七部 老人性痴呆

  Ⅱ 44 十軒町
  Ⅱ 45 うつ病
  Ⅱ 46 一番はじめは
  Ⅱ 47 入院
  Ⅱ 48 巣鴨刑務所
   
     第八部 前立腺ガン

  Ⅱ 49 ガンの発覚
  Ⅱ 50 膀胱の手術
  Ⅱ 51 ストレス
  Ⅱ 52 ガン雑感
  Ⅱ 戦後編 あとがきー月の沙漠

Ⅲ 後編 文芸評論

 Ⅲ 1 「引馬野の歴史的、地理的考察」
      序
            一、大宝二年(七〇二年)
            二、参河行在所
            三、引馬野と榛
            四、持統太上天皇
            結び

 Ⅲ 2 和田稔著『わだつみのこえ消えることなく』
 Ⅲ 3 戦後文学は古典となるか
           1 はじめに
           2 戦後文学
           3 野間宏
           4 武田泰淳と堀田善衛
           5 大岡昇平
           6 島尾敏雄
           7 梅崎春生

 Ⅲ 4 雪腸と子規
      ー浜松詩歌事始 上編
 Ⅲ 5 左千夫・茂吉と城西 
      ー浜松詩歌事始 中編
 Ⅲ 6 大正歌人群 
      ー浜松詩歌事始 後編

編者あとがき

 


雨宮日記 4月12日(金) 「goo」全ブログにパスワード変更要請

2013年04月13日 05時42分47秒 | 雨宮日誌

雨宮日記 4月12日(金) 「goo」全ブログにパスワード変更要請

 「不正アクセス」があったそうで、以下、引用します。

  「現在、gooIDに対する機械的な不正アクセス行為を確認しております。そのため、不正アクセスの可能性があるgooIDアカウントにつきましては、お客様情報保護の観点から、やむをえずログインロックをさせていただいております。」

 このため、このブログも含め、ぼくが管理しているいくつかのgooブログのパスワードを強固に変更しました。

 ただ、過去の、今は使っていないのは、どうしようかな?このまま、うち捨てておくか?