古代史を考える 日本の神社はなぜ赤いのか、赤はどこから来たのか
日本の神社では、赤く塗っている神社や鳥居があります。なぜ「赤い」のか?なぜ「燃えているのか?」。
わが浜松市の北区三ヶ日町に住む、小説家の宮城谷昌光さんの随筆集『春秋の色』講談社、1992年を、図書館で借りて読んでいたら、みつけました。
古代中国の、殷王朝(商)や周王朝は、神聖な色は赤なのだそうです。
日本の神社の赤は、たぶん、中国伝統であろうということ。
さらに、殷王朝と倭人の共通点を、著者は数えています。
① 赤が好きであること
② お酒がすきであること
③ 動物の骨を焼いて吉凶を占うことが同じなこと
④ 人体にイレズミを入れていたのが共通すること
殷王朝のなかにいて朝鮮へ逃れた「箕子(きし)朝鮮」の伝説は、かなり事実と歴史のうえに作られた気がします。
いま日本古代史学界では、「朝鮮渡来人」については、かなり論争がおこなわれるようになりましたが、「中国渡来人」については、あまり論争もないように思います。
「徐福」の評価も含めて全面的に検討し直すべきと思います。