古代史を考える 日本の神さまと仏さまと世界の神さま
Eテレで日本の仏像を探訪する番組を見ていて思ったこと。日本も中国も、いろんな「仏像」がありますが、日本の八百万(やおよろず)の神さまの神像は、あまり見たことがありません。
則子さんに「なぜでしょうね」と言って、「ボクに何故か聞いて見て」と言ったら
則子さん「なぜ」と言うので
ぼく「さっぱりわからん」と言うと則子さんは笑って、「その決めセリフを言いたかったの」と。はい、そうです。テレビドラマ「ガリレオ」の物理学者湯川学准教授の、番組の半分くらいで必ず言う、おきまりのセリフです。ボクも、いっぺん言ってみたかったんだ。
神社に行っても、スサノオ神やアマテラス神など、神さまの像はおがめません。つまり、日本の神さまは「見えない神さま」「不可視の神さま」なんです。
ところが西洋では、ギリシアの神さまは、ちゃんと神の像があります。キリスト教では「神(ゴッド)」の像はなくて「神の子」であるイエスさんの像や、神のみ使いである「天使」の像はあります。
日本で言うと、神社の狛犬や、お稲荷さんの狐は像があるようなものでしょうか。