おはようございます
今日は結婚式の準備などのため、お休みをもらいました。明後日から当直+出張で1週間留守なので…今動かないと話にならない(汗
そんなこんなで今日は一日都内をうろうろしております。
昨日は一人で帰ってきていたのですが、「眠い~。疲れた~」と思いながらも、いろいろ考えておりました。僕であればこうするという勝手な思いつきでしかありませんが、ちょっと書いてみたいと思います。
おそらく多くの方がおっしゃっているのだと思いますが、今後は専門医療(オーダーメイド医療)などが進み、医療のセンター化が進むのだろうと思います。
センター化が進むといってもがんセンターだからがん専門医だけがいればよいというわけではないです。合併症の対応やその評価、そういうこともありある程度の別の専門医は必要になると思います。そういう意味でどう対応していくかはいろいろ考える必要はあるのですが・・・。
さて、センター化・・・ってなんですかね・・・と思ったりします。専門の病院ということなんでしょうけど…僕の中では2つの形をとれないかなぁ…と思っています。
スライドを作ってしまえばいいのでしょうけど、言葉だけでは難しい…(汗
2つの形・・・といっても1つは今もあるような・・・最先端の医療を行うような「国立がんセンター」などのイメージ
もう一つは地域を大きな病院と考えた場合の「センター化」
こちらがイメージしにくいと思うので少し書いていきますと、地方の病院で同じような診療科を複数持つ病院があります。
もちろん基幹病院となるところもあると思いますが、中小規模の病院で同じように内科、外科、整形外科・・・など。
先日、急患が発生した時に搬送した病院(一応臨床研修指定病院でしたw)は整形外科も標榜(救急も標榜していたな)していましたが、整形外科の常勤医はいないし・・・・。地元の開業医さんに来てもらって患者の診療をしてもらうというのもいかがなものかと思いましたが・・・。
まぁ、場所・場所で違うかもしれませんが同じような診療科があり、そこでお互いに患者を奪い合い、共倒れになっていく。別に患者さんを奪い合う必要はないと思うのですが・・・。
僕は地域が本当に協力して「診療科」を数個に分けて、各病院が強い診療科を決定してしまう。そういうセンター化が良いのではないかと思っています。なお研修医などは「病院群が受け入れる」などとすると面白いかもしれないと思っています。
利点は
1、診療科が限定されることで急患の搬送先がおのずと決定する
2、診療科が限定されるので、同じ診療科の医師が集約化される。それにより適切に休みをとったり、チーム医療をするだけの人員を確保するなどが可能になる(かもしれない)
3、診療科が限定されるので「医療資材」をよく使うものを大量に購入することが可能。それに伴いコストダウンができないか・・・?
4、各病院の強みが固定化されるので、それぞれの疾患に合わせて患者が受診する。患者もよい医療が受けられる可能性が高まる(複数の専門の医師が集まることで、一人の医師の判断ではなくなる)し、病院もある程度の収入が見込める
欠点として
1、他の診療科の患者が合併症として発生すると、対応に転院などが必要になる。
2、医師が診る患者に偏りが出る可能性
3、同じ地域内でも患者さんの受診のための移動距離が遠くなる可能性(というか、絶対そういう患者さんがでる)
などがあるのかなぁ
まぁ、それに対応して家庭医としての総合医(開業医さん)と地域の病院に数名ずつ総合医を置くという形もよいと思っていますが。
数名の総合医が総合的な判断+急変対応を行い、専門診療が必要ならその専門とする病院に転院させる。患者さんの不利益はそれほど多くはなくなるのではないかな~と。
そういう形の地域全体での「センター化」というのはやってもよいのではないかと思っています。
皆さんはどう思いますか?
いつも読んでいただいてありがとうございます。今後もよろしくお願いいたします。