さて、6月も終わりですね。もうすぐ結婚式だ…というのに(苦笑
さて、出張中なので予約投稿です。
僕は2007年ころから「医学部の横の連携を高めるべき」というのを書き続けてきました。これは多分旧ブログの方なんですよね。残念ながら消してしまいましたが・・・。
基本的にガイドラインなどがしっかりしていますので、やることはある程度決まっています。しかし、その管理能力だったり、細かいやり方が違っていたりするものです。
また、得意な分野が違うなどですね。
例えば…・大学によっては脳外科でも腫瘍が得意な大学と脳出血やくも膜下出血などが得意なところがあるかもしれません(というか、あります)。外科分野は同じ地域なのに○○大学の方が得意…というのもありましたし、血液内科分野だって腫瘍でも白血病よりリンパ腫の方が得意なところもあれば、凝固系の得意不得意なんて大きく分かれます。
僕はちなみにうちの大学が凝固系が得意な大学ではない(それなりに来る疾患の対応は十分できるが、非常にまれな疾患の対応ができる専門性に乏しい)こともあり、教授の同意を得て、他の大学に紹介した患者さんもいます。
「うちはどちらかというと血液腫瘍を中心に診療している。だからこの非常に専門性の高い凝固系疾患を一般的な知識でやることはできるが、本当にそれを専門にしてやっている先生はどうするかわからないよ…」
というようなことを言いました。
そんなこと口が裂けても言えないと思っていたら、患者さんに不利益になりますし。
受診のために遠方の大学に通ってもらう不利益を取るか、専門医ではあっても稀な疾患に関して治療経験が少ない施設での対応というデメリットを取るかを選択してもらったわけです。で、紹介することになったわけですが。
横の連携がないというのはそういうのが固定されてしまうかもしれないということです。
多くの患者さんのためには横の連携を本当に深くしていかなくてはならない。そう思っています。
いつも読んでいただいてありがとうございます。今後もよろしくお願いいたします。