駿 府 は 96 か 町

駿府はちぃっと覇気がないけぇが,御所(ごせ)っぽくていいじゃん【ごせっぽい≒平穏でせいせいしている様】

下魚町(しもうおちょう)

2008年09月07日 18時39分05秒 | 駿府96か町のいま

<これといった特長をみつけにくい町並(安倍川方向を望む)>

<しずおか かっぱばしを謳う>

<漢方の石川屋>

<大正時代に七間町三丁目(当時)から下魚町へ移ってきたという大石精肉店>


旧【下魚町】は、玄南通り(タカラ同横から南へ伸びる道)の江尻町の南側、現・昭和通り
から南へ一丁(60間、約109m)の町(丁目は付かない)でした。
(真ん中を東西に横切る小路は静岡大火後の区画整理で設けられたもの)

下魚町と言っても現在のこの地域には、旧町名にふさわしい業種の店はないようです。
6代続くという漢方薬局(旧静岡市の市民景観大賞を受賞)が異彩を放っているようです。
たまご酒さんのブログにも

なお、上魚町(別称「上之店(かみんたな)」)は現在の金座町(日銀静岡支店があるところ)、「中之店(なかんたな)」は、現青葉通りの一番北部(下石町一丁目北側:町名には採用されず横丁扱い)です。

まったくの余談ですが、駿府の言葉では格助詞の「の」は、「ん」になることが多いようです。(共通語でも「ぼくのうち」を「ぼくんち」等の例がある。)
例:火屋の土手(ひやんどて)、札之辻(ふだんつじ)

さすがに東京の「山手線」を「やまんてせん」と言う駿府衆に出会ったことはありませんが・・・(笑)

下魚町を現在の町名で言うと・・・常磐町二丁目1・2・4・5番地の各一部(町名変更は1945年)




方位の表記について
駿府の町割りは方位に対して傾いているので、JR線や国道1号を東西に見立てた方位がよく使われているのですが、ここではより実際の方位に近い「札の辻を起点にして城のある方向を北」とした方位の表現をします。
したがって呉服町通りは東西、七間町通りは南北の通りということになります。

その他
記事内容は誠実に書いているつもりですが、内容の正確性を保障するものではありません。


コメント (3)
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