▽富士山と左手に見える龍爪山(りゅうそうざん:竜爪山とも書く)
〔雨天のきょうは全く見えませんでした。09年1月撮影したものです。〕
「背くらべ」の歌を作詞した海野厚(うんのあつし 1896~1925)は、
豊田村字曲金(まがりかね:現、駿河区曲金二丁目)の生まれです。
この「背くらべ」の2番の歌詞にでてくる
雲の上まで顔出して、てんでに背のびしている遠いお山とは
曲金あたりからよく見えた富士山と龍爪山のことだと言われています。
そう思いながらこの歌を歌ってみると
いっそう感慨深いものがあります。
▽母校の西豊田小(駿河区曲金二丁目8番80号)にある「せいくらべ」の歌の碑
〔1987年、静岡市教育委員会(児童会館)発行「ひとつの碑(いしぶみ)から(文学編)」から〕
▽駿府公園の沈床園(中央の庭園)にあるカリヨン
こちらは、駿府公園にあるカリヨンで
静岡ライオンズクラブの寄贈により1988年に設置されたものです。
毎正時にメロディーが打ち鳴らされます。
そのメロディーに
海野厚の作詞した「背くらべ」と「おもちゃのマーチ」も
採用されています。
でも、そのような説明は一切ないのは少々さびしいです。
それにずいぶん前からペンキがはげています。
寄贈を受けたものなので
市としてもあまり予算をさきたくないのかもしれません。
また、駿府公園整備計画との兼合いがあるのかもしれません。
それでもペンキの塗り直しと
郷土の誇り、海野厚に関する説明板の設置をぜひしてほしいと思います。
↑ 静岡県情報の人気ランキング