駿 府 は 96 か 町

駿府はちぃっと覇気がないけぇが,御所(ごせ)っぽくていいじゃん【ごせっぽい≒平穏でせいせいしている様】

「葵祭」のおみこし

2009年05月09日 20時43分11秒 | 駿府のバラード
「葵祭」といっても京都のそれでなく
七間町の別雷神社(わけいかずちじんじゃ)のものです。
(一般的には“いかずちじんじゃ”とよばれている。)

毎年、5月13日、14日がお祭りの日ですが
おみこしの巡行(正式な言い方は渡御)
平日では担ぎ手の確保がむずかしいためか
10日の日曜日午後1時から
別雷神社ー七間町ー呉服町ー紺屋町ー小梳神社のコースで行なわれ
また9日の土曜日の夜は前夜祭として地元で実施されるようです。

この神社の祭りは
規模としてはけっして大きくはないのですが
いかにも町なかの神社らしく
どこか格式の高さが感じられます。

現在のこの神社の氏子は
中心部の12カ町なのですが
その昔は駿府96カ町の町年寄りによる自治が
ここで行われたという由緒ある神社でもあります。


▽ 9日土曜日の前夜祭のおみこし(音に注意)
 “みこし”も“おはやし”が加わると、とてもひきしまった感じになります。


▽ 葵区七間町14番地の6
 静岡大火あとの下石町通り(現青葉通り)の拡幅と横丁の開設に伴い大幅に境内が削られたようだ。
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一加番

2009年05月09日 04時26分24秒 | 駿府のバラード
▽ 一加番稲荷神社(葵区・鷹匠一丁目・8番)


駿府城は忠長が蟄居させらた後、城主が置かれませんでした。
そのため駿府城の警護のため加番がおかれました。
一加番、二加番、三加番のうち
一加番屋敷は最初紺屋町に置かれていたものが
由比正雪の乱をきっかけに
横内御門に近い位置(現、鷹匠一丁目)に移されたようです。

現在では屋敷跡など全く残っていませんし
区画整理で街区の形状など昔とは違ってしまって
当時の面影など全くないのですが
加番屋敷にまつられていた稲荷神社のみが残されて
現在に至っています。

この神社のお祭りが
今夕から明日10日にかけて行なわれるようです。
それほど盛大な祭りというわけでもないでしょうが
ちょいとのぞいてみようと思っています。



一加番稲荷の隣には、喫茶「ブーケ」があります。
神社のことを指すのに
「一加番」というよりブーケの隣の神社と言った方が
一般には分かりやすいかもしれません。(笑)

それはともかく
ブーケは、コーヒーを大きな手回しミルで
マスターがそのつどひいてくれるのが
好もしい感じがします。




こちらは、駿府公園内にある駿府城下の図です。
緑で囲った部分が一加番屋敷の位置です。



▽ 現在の街区符号で言うと、鷹匠一丁目1番の一部、2~11番付近だと思われます。

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