風邪に悩まされて、かれこれひと月になる。熱はないが痰が切れず咳が出る。咳で自分や隣人の睡眠が中断されることもしばしばである。まさか北京のスモッグのせいでもあるまい。やっと回復の兆しが現れてきたところだ。他人に感染するような悪質なものでなければいい。
中国の蘇州の古典庭園は世界遺産になっている。そのうちの一つ拙政園の名は忘れることはないだろう。明の時代に造られた個人庭園で 「拙き者が政を為す」 に由来する名であるという。現代の日本で言うならば、さしずめ細川首相が引退後に私財を投じて造った庭園といったところだろうか。我が家の掛け軸の書は 「拙若(せつのごとし)」 の二文字である。ここに来て中国産の食品の安全性がクローズアップされている。中国よ急ぐなかれ。ここのところ私も安い商品に飛びつくことは止めにしている。
昨年の暮れのことだ。西武ライオンズのファンクラブ加入の更新を止めた。同時にほとんど使用することもなかったレオマーク入りのクレジットカードは破棄した。今年になって西武球団にゴタゴタが起きた。ある日電車に乗っていてグッドウィル球場はその前はどんな名であったかどうしても思い出すことが出来ないでいた。家に帰ってネットで西武球場を検索してインボイスだったことを確認した。記憶力と同時に愛着の問題でもあるようだ。とうとう今年は新緑の季節に球場に足を運ぶことはなかった。
週末に姿を見せる赤ちゃんが一年と二ヶ月で歩き始めた。こうなると赤ちゃんとはもう呼べない。この子はいつまで大人たちを楽しませてくれるのだろうか。6月15日に初めての年金の振込みがあった。このような境遇になって故郷の同窓生からの刺激も楽しい。有難いことに明日の答案返却で私の夏休みが始まる。久しぶりに碁盤を出して達人達の碁を並べるなどしてみよう。