玉川上水の辺りでハナミズキと共に

春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえてすずしかりけり (道元)

母から娘へ・包丁物語

2008年07月04日 | ねったぼのつぶやき

 共働きしていた我が家に、ゴールデンウイークの時期になると決まって私の母が上京して来た。そんな筈はなかったのだが、ある時台所にたった彼女が「キレが悪いねこの包丁は」と言った。

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 中学生の息子を一人で帰郷させた際、急に思い立った母はキレのいい包丁を持たせようと思ったようだ。モウ忘れてしまったのだが、恐らく普段自分が使っている使い勝手のいいものを、新品の箱入りではなく新聞紙か何かに包んで・・。そのまま空港に持ち込んだ息子のリュックは、持ち込み検査の際引っかかった。係員が開けてみたら何と・・。そこで乗務員預かりとなり、降りる際に戻されたらしい。「恥かいたよ」と息子はぼやいた。25年前のモット緩やかな時代の話である。

 包丁を買い換えた際、同じ物を2本求め1本は娘に渡した。夫はPCに向かう度に「美味しい料理を作ってるか?」と問うているが??。今なら解る。母は少ない力で切りたかったのだ。次回娘宅に行く時は、砥石を持って行かなくちゃ。デモ出番あるカナ?(到着前夜は雷雨、翌朝隣の空き地にできた水溜りで遊ぶ。その後は晴天続きで暑かった)

 

コメント
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