大人になっても親のことを「パパママ」と呼び続けている自分はこのままでいいのだろうかーーー。そんな悩みを抱えた男子大学生が映画「パパママ卒業」を制作したという記事を読んだ。友人たちは反抗期を迎えた頃から「お父さんお母さん」に変った。だが自分は変えるタイミングを逃し、大学生の今でも「パパママ」と呼ぶ。そもそも呼び方を変える必要があるのか。
インタビューでは、いつどんなきっかけで変えたのかも尋ねた。「パパママ」を卒業することは大人になるための「儀式」といえるかもしれない。しかし中には今も「パパママ」と呼ぶ人もいる。女子学生は「パパママ」呼びが続いている人が多いことにも気づいた。映画を撮り終えた今の結論は「属人的なもの(人による)かもしれない」に落ち着いた。
いつから日本人はパパママと両親のことを呼ぶようになったのか。明治後半には洋行帰りの家庭で使われ、大正の初め頃に高浜虚子の「パパママ反対論」に対し、与謝野晶子が「日本は文字も法律も外国から移植した。ことさら忌む理由もない」と反論、ちょっとした論争になった。昭和の初めには「その呼称は父母への尊敬を失わせる」と禁止を訴える文相がいた。
余談になるが我が家では、子どもたちの前では妻をお母さんと呼び、妻は私をお父さんと呼んだ。しかし子供たちが独立して家を出るとおかしな事態が発生する。自分の母親ではないのに私が妻をお母さんと呼ぶのは抵抗がある。そこで私は妻を〇〇子さんと呼ぶことにした。しかし妻は相変わらず私のことをお父さんと呼ぶ。これもまた人それぞれか。沖縄では祖父母をおじい、おばあと呼ぶ。父母の呼び方はファーストネームの呼び捨てが普通という。このありようはなかなかいいのではないか。
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