佐原の山車の上には歴史上の人物の大人形や、藁で制作した鯉などの大きな飾り物が特徴的だ。戦後修復された「天鈿女命(あめのうずめのみこと)」通称「おかめさん」は飾り物では最古のもので、文化元年(1804年)の作で「人形師鼠屋」の銘が内部に確認されたという。愛嬌があるので大人気のようだ。
「鯉」は古文書の記述により文政年間(1818~1830)に制作されている。飾り物の鯉は麦わらを使い、町内全員の協力で5年ごとに制作しているという。今の鯉は令和元年の作という。今年3年ぶりの夏祭りは感染症対策のため全町内での総踊りや、巡行などは取り止めになったという。
伊能忠敬旧宅は無料で見学できる。しかも見事に保存されていた。敷地内を用水路が流れているのが目をひく。すぐ傍には忠敬の書院がある。この用水路の水を東岸から西岸に送るため木製の大きな樋を作り小野川に掛けられたものが後に人が渡れるようになり「樋橋」となった。時間になると橋から水がじゃーじゃーと流れていた。
今回の佐原行きで私の中で解決したことがある。それは総武線についてだ。今の千葉県にあたる上総国(かずさ)や下総(しもうさ)と、武蔵国を結ぶので総武鉄道だ。これはうすうす気づいていた。すっきりしたのは①「総武本線(千葉⇔銚子)」②「横須賀・総武快速線(久里浜⇔東京⇔千葉)」③「中央・総武線」あるいは単に「総武線」(三鷹⇔千葉)
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