忘れ人の独り言

明治生まれの両親がさりげなく生きていた姿が今,私に語りかけてくる。

安曇野ちひろ美術館へ

2010-04-09 | 写真

北アルプス連峰を臨む

美術館の中からの景色

誕生日に娘が旅行券をプレゼントしてくれ、一度行きたかった安曇野ちひろ美術館に行ってきました。

素晴らしい景色のなかに建つ美術館で、ちひろさんのあのやさしい子供たちの絵にぴったりの心をゆったりとさせてくれる場所でした。

展示品のひとつひとつがどれも感動で、今回、企画されていた「ちひろ・母のまなざし」はちひろのお母さんの歴史が写真とともに展示され教師をされていたお母さんが休憩時間に、用務員室で赤ん坊のちひろに授乳しながら勤務されていたということを知り、キャリアウーマンの先駆者やなあと思いました。

又、ちひろ自身も生活のために何ヶ月間か実家に子供を預けての体験の中、本当に苦労して幼い子供に会いに行く時の手記には心がふるえました。、そしてちひろが28歳ですでに日本共産党に入党されていたことを知りまたまたびっくりしました。

ちひろの絵をみる時すべての人達はきっと心がやさしくなるのだろうなあとつくづく思いました。