忘れ人の独り言

明治生まれの両親がさりげなく生きていた姿が今,私に語りかけてくる。

トンネルの向こうには灯りが見える筈!

2011-08-22 | 世の中のこと

知人が大震災の写真集を何冊か持ってきてくださって初めの1冊は見て、後は辛くてなかなか見る気になれなかった。しばらくしてからざっと読んで返したがユーチューブで動画をみて「人間失格」という歌とともに映し出される画面を見て涙がとまらなかった。

こんなことが起こるなんて信じられないが現実その場にいて遭遇された方たちは私たちの想像を絶する気持ちだっただろう。

父が癌を宣告されてもう余命数カ月と聞かされ、看病に通う毎日、夫が亡くなった時よりも、こんな精神的にも肉体的にも辛いことはないなあと思ったが其のたびに、「明けない夜はない。トンネルの向こうには灯りが見える筈」と自分に言い聞かせて過ごした。

被災され、避難されている方たちは私の経験した辛さなどとは比較にならないくらいだろうが、どうか心を強く持って生きていってもらえるようにと念じている。

  http://www.youtube.com/watch?v=MVKWtxXtZ3E&feature=related