温泉街を訪れた時のこと
誘蛾灯に虫が集まり
その身を焼かれていました
何故に焼かれると分かって
集まるのだろうと
人の視線で思うのですが
かく言う自分たちも
明るい場所を好むことには
変わりがないのではと思います
暗い夜を洗い流してくれる朝を
待ち望むように
いつまでも闇の中で暮らすのは苦しく
それを思うと明るみに集う
虫の姿を嗤う気にはなれませんでした
温泉街を訪れた時のこと
誘蛾灯に虫が集まり
その身を焼かれていました
何故に焼かれると分かって
集まるのだろうと
人の視線で思うのですが
かく言う自分たちも
明るい場所を好むことには
変わりがないのではと思います
暗い夜を洗い流してくれる朝を
待ち望むように
いつまでも闇の中で暮らすのは苦しく
それを思うと明るみに集う
虫の姿を嗤う気にはなれませんでした
その日は暑い日だったので
喉の渇きを潤そうと
ソーダ水を買ってきました
氷を注ぎその中に
買って来たばかりのソーダ水を注ぐと
泡が弾けてグラスの表面に
小さな花火の火花が飛ぶよう
やがてその泡も勢いを失くし
静かになるのですが
新たにソーダ水を注ぐと
またはしゃぐ様に泡が弾けます
まるでやんちゃ坊主が
暴れているような騒ぎのその様子が
面白くて眺めていた
夏の午後のことでした
友人と少し離れた温泉に行って来ました
昔からその効能を気に入って
一年に一回ぐらいは出かけるのですが
その友人と一緒に行ったのは
随分久しぶりのことでした
到着するとまず温泉に入り
その後、寛いでいると
友人がビールを買って来てくれました
僕はその後も修行者のように
温泉に入ろうかなと思っていたのですが
目の前に差し出されたビールの誘惑には勝てず
二人で乾杯と相成りました
そうして布団を出してゴロゴロとしていたら
いつの間にか二人とも昼寝
心地の良い眠りでした
期末テスト前の次男
夜遅くまで勉強を頑張っていて
えらいなと思いました
(結果が伴うかは別ですが)
時々は休みながらの勉強だったのですが
僕が見に行くと10分だけ仮眠といって横になり
それからしばらくして様子を見に行くと
本格的に眠っていました
完全に睡魔の勝ちです
本人は本当に起きようと思っていたのでしょう
夏布団の上に眠っていたので
体を動かし
夏布団を引っ張り出して
体にかけてあげました
そのまま朝までぐっすりです
睡魔には、はなかなか勝てないですよね
相変わらず、アイスクリームが好きな子供たち
冷凍庫には小さなアイスを切らす日がないぐらいです
それが無いと買って来てとせがまれるのですが
基本は面倒なので、次回と言っているのですが
時々、他の買い物もあって、そのリクエストに応えたりすると
待っていましたとばかりに美味しそうに食べています
小さな頃は可愛い仕草で
アイスおかわりなどと頼まれると
自ら買いに出かけたものですが
今は、そんな事を言われると、わがままな奴らめと
一人気分を害したりしています
暑いこの時期は短いズボンをはく三男
二、三着お気に入りの物があるのですが
何時も変な所に脱ぎ散かしていたりして
洗濯がまだだったり、朝には乾いていなかったり
箪笥の何処かに紛れ込んだりと
学校に行く前になるとズボンを探して
バタバタとし始めます
毎朝のようにそんなことを繰り返すので
夜のうちに準備しておけというのですが
それもやりません
朝になると溜息をつきながら三男を急かして
駅までの道を急いでいました
暑い日が続くせいか
冷麦を食べる機会が増えています
僕も嫌いではないのですが
それが続きすぎると飽きます
家の者に何を食べたいか聞くと
二言目には冷麦というので
そのあまりのやる気のなさに腹を立て
違うものにしろと異議を申し立てました
作る気は満々なので
言ってくれれば良いのですが
それを考える気力もない様子
まあ確かに暑い時期
さっぱりとした物が
食べたくなりますし
ウナギなどと言われるとこちらの財布も持たないので
ある程度の冷麦続きは受け入れています
以前見た花火大会は
息もつかせぬように大玉の花火が空に上がり
最初はあまり期待していなかった子供たちも
息を呑むように空に描かれる鮮やかな色彩に
釘付けになっていました
子供の瞳にはその花火は鮮烈な印象だったのでしょうね
そうしたものに見慣れている大人でさえ
感心して夜空を見上げていたのですから
夏のこの時分になると
その時の花火大会の話しが話題に上り
あまりにも鮮烈な物をみてしまったせいか
ちょっとした花火には
心惹かれなくなっている子供たちです
砂浜を歩いていたら
小さな女の子が二人
波打ち際で遊んでいました
近くにはお母さんもいて
姉妹の様です
一人はまだ1歳を過ぎた位でしょうか
二人で大きな声をあげながらとても楽しそう
そのうち着ていた服が濡れたようで
おしめ一丁になった女の子
いつまでも波と戯れていました