嫌な夢を見て目が覚めました
ゆっくりと休んだ気分になれず
不快な重さが頭に残りました
二度寝しようにも眠れずに
肝心の悪夢の中身も覚えてはいません
けれど嫌なことは
目を覚ましてもあります
身の回りにもテレビの画面からも
信じられない話が届いたりします
寝ても覚めても悪い夢が続き
どこに心を休めれば良いのか
煩わずにはいられません
嫌な夢を見て目が覚めました
ゆっくりと休んだ気分になれず
不快な重さが頭に残りました
二度寝しようにも眠れずに
肝心の悪夢の中身も覚えてはいません
けれど嫌なことは
目を覚ましてもあります
身の回りにもテレビの画面からも
信じられない話が届いたりします
寝ても覚めても悪い夢が続き
どこに心を休めれば良いのか
煩わずにはいられません
子供たちが家の中で
布団やらテーブルを組み合わせて
秘密基地を作ります
何が楽しいのだろうと思うのですが
その秘密基地に入りながら
テレビを眺めたりするのが楽しいようです
確かに自分も子供の頃は
押し入れに隠れて秘密基地だと言ってみたり
その自分だけの隠れ家の中で
本を読んだりと楽しんでいました
そんな自分の逃げ込む秘密基地を
いつからか僕は失ってしまったのでしょう
逃げ込んだとしても雨ざらしのボロボロの物
心休まる物ではとてもありません
せめて大切な人の横で安心したいと
誰かを探してしまうのかも知れませんね
突然の知り合いの訃報に触れました
随分と前に一緒に働いたことがある人で
もう随分と会ってはおらず
日常の記憶からはその面影は消えていたのですが
名前を告げられると直ぐにその表情が浮かびました
40にもならないうちに亡くなられたとのこと
まだ小さなお子さんが3人もいて
3年ぐらい闘病生活をされていたようです
本当に悔しかったろうなと胸が痛くなりました
一方で生を厭い
生きながらえることに倦んでしまったように
見受けられる人も少なからずいます
誰に恨み言を言えばいいのか分からないのですが
生はなかなか思うようには行かないものだと
溜息が出てしまいます
こんな死に際を想像はしていなかったはずの
その人の笑顔を思い浮かべていました
冬になったというのに
半そで、半ズボンで学校に行っていた三男
まわりが心配して上着を着ろと言うのですが
大丈夫、暑いからと言うことを聞きません
その日の朝は天気予報でも
随分と冷え込みますとの話し
三男にも着込むように注意をしたのですが
結局、いつものように強気で外に出ました
念のための薄手のジャンバーを持たせていたのですが
外に出るなり寒いといって
あっさりとそのジャンパーを来ました
根性無しめと思いつつも確かに
元気な子供も寒いと思わせるような
冷たい風吹く朝のことでした
風に舞う枯葉
道を掃除している人にも出会うので
一部は焼却炉にまわるのでしょうが
ほとんどは風に吹かれていなくなり
知らぬ間に消えてゆきます
そんな行方知らずの枯葉にも似て
僕の書いた詩も一度手を離れれば何処かへと
枯葉に重なります
一度ぐらいは人の手に
拾い上げてもらえれば嬉しいのですが
それは贅沢な希望なのでしょう
枯葉に自分の詩を見るようで
風に吹かれて道の上を転げる
その行方を目で追ってしまいます
色々と助言が好きな人がいます
人の事は冷静にみられるので良く分かるのか
色々と助言をくれるのですが
実際その人が言うほど立派な行いをしているかと言うと
必ずしもそうは感じられずに
人の事をとやかく言う前に
自分の襟元を正せばいいのにと思います
その助言も心には届かずに
単なる暇つぶしなのではと疑ってしまいます
助言をくれるのであれば
親身になって
その人自身も努力した上で
言葉をかけて欲しいものです
毎朝の道を
沢山の落ち葉が埋めています
色とりどりのその葉
まだ変わらない緑も
所々に混じっています
先日は何故か
その落ち葉が吹き溜まった所に
鳩が集まって
落葉の中に首をつっこんでいました
その中に何か美味しい餌があると
勘違いでもしているのでしょうか
もちろん落葉は
そんな美食を隠しているわけではなく
何も無くてあても外れたような様子を見せる鳩たち
それでもまた落葉の中をついばんだりします
鮮やかな色合いが鳩の感覚を狂わせるのですかね
人も色に惑わされることも多いのでしょうが
鳩のそんな姿を見たことが無かったので
ちょっと後ろを振り返り
その行動を確認してしまいました
心に感じる痛みは人それぞれ
自分はどちらかと言うと敏感なようで
そんなことでは傷つかないことにも
落ち込み、心を掻き毟られるときがあります
だから、人と話すことに
ちょっと億劫になったりもします
そんな自分に助言をくれる人もいて
けれど、どこか心がこもらず嘘っぽく
共感ができません
僕の痛みが分からない癖に
勝手なこと言うなと
反発する気持ちも強くなります
せっかくの親切心で
言ってくれていることは分かるので
自分の心の狭さに嫌悪もしますが
甘い香りがして
花の存在に気がつく時があります
普段は地味な沈丁花も花を咲かせれば
途端にその甘い香りで存在感を増します
思わず香り漂う方へ足を向けます
一年に一回のことですが
花屋でのぞくクチナシ
金木犀は時期になると
花が待ち遠しくなります
大切な人も香り高い花のよう
人混みにあっても
かぐわしさに直ぐ分かります
いつまでもその香りが
胸を甘くするようにと願います
子供たちの喧嘩は
本当に浅ましいです
誰が多く食べただとか
あいつが悪いのに俺が怒られたとか
人に譲ったり、ちょっと我慢をしたりすることが
損をしていることだと感じるようです
お互いに譲り合えば
喧嘩もなくなると教えるのですが
すんなりと腑に落ちないようです
確かに大人の世界でも
同じようなことをやっているので
子供にだけ理想を押し付けても
いけないのかも知れません
それが当たり前だと思い
人からも毟り取ろうとする浅ましさは
持たないで欲しいと思います