風のささやき 俳句のblog

訪問ありがとうございます
オリジナルの俳句を中心にご紹介しています
詩や短歌も掲載しています

木枯が食い散らかして一葉かな 【季語:木枯】

2014年11月24日 | 俳句:冬 天文
僕の体に冷たい息を吹きかけて
小さな旋毛をまきながら木枯らしが
梢から食い散らかした
色とりどりの落葉を
音をたててどこかへと運んでいきました

歯を立てられた梢は
すっかりと丸裸にされて
満腹になったからでしょうか
食べ残しの葉っぱが一枚だけ
心細そうに揺れていました