風のささやき 俳句のblog

訪問ありがとうございます
オリジナルの俳句を中心にご紹介しています
詩や短歌も掲載しています

ゴールデン・ウィーク髭ともおさらばし 【季語:ゴールデン・ウィーク】

2024年05月11日 | 俳句:春 人事

ゴールデンウイークは
近場に買い物に出かけるぐらいで
家で漫画を読んだりダラダラと過ごしました

ちょっとした休みだったので
無精ひげも伸ばして
何処まで伸びるかなと試してみたのですが
最後の方で気持ち悪くなり
休みが終わる前に剃ってしまいました

その髭と同じように
ゴールデンウイークなんて
そんなものがあったのかしらと思えるぐらい
また慌ただしい日常が戻ってきました


生真面目や横断歩道の入学児 【季語:入学児】

2024年04月13日 | 俳句:春 人事

子供たちの保護者会に出かけた時のこと
ちょうど下校時刻に重なったようで
青になった横断歩道を
新一年生が列をなし手を挙げて渡っていました

その手の上げ方の一生懸命なこと
力を入れて頭上に真っ直ぐに手を伸ばしています
その横では上級生が見守ってくれているので
余計に力が入るのでしょう

その初々しさがとても可愛らしくて
横断歩道を渡る様子を見ていました

その初々しさはいつまで続くのでしょうね


春炬燵足は突き出し寝る子かな【季語:春炬燵】

2024年03月23日 | 俳句:春 人事

まだ炬燵がリビングの真ん中で
存在感を示しています

自分はあまり炬燵に依存しないで生きていけるのですが
家族の皆は炬燵の虜

そこで寝ている姿を見かけることも良くあります

週末にも子供たちが炬燵の中で
テレビを見ているうちに
眠ってしまったようです

ただ、そろそろ暑く感じるのでしょう
半分足を出して
お腹に布団をかける要領で寝ていました

そろそろ炬燵も主役の座を降りて
入れ替えですね


まぶしさは日々目に見えて卒業す【季語:卒業】

2024年03月09日 | 俳句:春 人事

授業が早く終わり
帰ってくる日があるとの話を
三男がしていました

卒業式の予行演習のようで
5年生と6年生のみが参加
それ以外の学年は授業も早く終わるようです

もうそんな時期なのだなと
改めて暦を眺めました

だんだんと卒業式に臨む袴姿なども
見かける時季ですね

日差しも日毎に強くなるように感じられて
卒業を祝福するかのようです


打ち勝つは他人か自己か受験生 【季語:受験生】

2024年02月10日 | 俳句:春 人事

受験のシーズン
受験生を持つ親御さんは
色々と気を使いますね

我が家でも次男は中学を受験しました
兄弟が騒ぐので
家では勉強できないと
図書館に通って勉強をしていました

自分が小学生の頃は受験などと言う考えが
頭をよぎったことも無かったのですが

親は公立で良いよと言い
塾通いを始めた次男を
どうせ途中で止めるだろうと見ていたのですが
結局、受験まで来ました

子供には受験勉強をしていれば
何をしても良いものではないと伝えています
受験勉強を通じて、人としても立派になれ
と理想論を述べているのですが
余計なお世話でした

受験が終わったら自由に遊ぼうと伝えました


取り尽くす勢いありて汐干狩 【季語:汐干狩】

2023年05月06日 | 俳句:春 人事

自転車で走っていたら
海と川が入り混じる河口に
人が沢山いるので
何だろうと思ってみると
潮干狩りでした

まだ福岡に来たばかりの頃
こんな所で、潮干狩りができるのかと
少し驚きました

家からはさほど離れていない
それなりの町中なので
まるで潮干狩りなど
想像もしていなかったのですが

きっと楽しい季節のイベントなのでしょうね
大人も子供も熱中しているようでした

その後、スーパーに寄ったら
アサリが随分と安く
もしかしたら自分たちで取って来たのではと
そんなつまらないことを考えました


片付かぬ春炬燵まだ潜る君 【季語:春炬燵】

2023年03月18日 | 俳句:春 人事

春分の日も間近
だいぶ暖かくなってきたのですが
炬燵好きの家族たち

炬燵にもぐりこんで
ゴロゴロねたりしているので
中々、片付けようと言い出せません

確かに、温かい炬燵で
まったりとテレビを見たりしている時間は
至福の時間なので
否定するものではないのですが

炬燵の中でゴロゴロとする
家族を見ながら
熱くていらないと言われるまでは
片付けを我慢しようかなと思います

 # 2020 春に


花粉症巣籠もり家人やなおくしゃみ 【季語:花粉症】

2023年02月25日 | 俳句:春 人事
天気の良い日が続いた週末でしたが
皆で家にこもって過ごしました

子供たちは学年末の
テスト前ということもあったのですが
何よりも外は花粉で一杯
外に出るにも思い切りが必要で
買い物以外は
うだうだと家にこもっていました

僕は薬を飲めば何とかなるので
薬を飲んでから買い物にも出かけたのですが
家に帰ってくると何処か
鼻もむずむずと感じられました

家の中で空気清浄器を使って
花粉を取っているのですが
時々は誰かのくしゃみが聞こえ
ますます外に出る気持ちが失せました

 # 2020 春に

畑打ちや土に混ぜこむ陽射しかな 【季語:畑打ち】

2022年03月26日 | 俳句:春 人事

大分前のことですが
秋田で畑を掘り起こす手伝いをしました

冬の間は重い雪に押さえ込まれていた地面は
固い表情をしていました

耕運機を使ってみたのですが
操作になれていなくて弄ばれてしまうので
途中から鍬やスコップを使ってみました

掘り起こしていると
土も柔らかくなり
今まで蓋をされていたような
土の匂いも漂ってきます

天気も良く
作業をしていると
まるで太陽を土の中に
混ぜ込んでいるように思えてきました

暖かな陽射しを貯える土は
きっと作物には柔らな布団のよう

種をまいたら勢いよく芽が
吹き出すのだろうなと思いました


子の熱や嘘つく間なし四月馬鹿 【季語:四月馬鹿】

2020年04月04日 | 俳句:春 人事
風邪を二人の子供にうつしてしまいました

時間差でうつったのがせめてもの救い
一人一人を見てあげられる時間があったのですが

小さな体で熱にうなされている姿は痛々しく
自分が風邪をひいてしまった無用心を
随分と反省していました

幸い大事にはいたらなかったので良かったのですが
熱が出ている間は
冗談を言う気持ちの余裕もありませんでした