冬晴れの日に
三男を連れて近くの公園に行きました
自転車が借りられる公園で
たまに三男を連れて来ては
練習をさせています
楽しそうに自転車を走らせる
三男を横目に眺めながら
背の高い木々と
それが地面に落とす影を見ていました
影は冬の日差しの弱さに比例するように
どれも淡い色をして
日向の部分との差異も
あまりはっきりとはしないほどです
そんな淡い色彩の風景の中で
三男の自転車だけが
疾走していました
冬晴れの日に
三男を連れて近くの公園に行きました
自転車が借りられる公園で
たまに三男を連れて来ては
練習をさせています
楽しそうに自転車を走らせる
三男を横目に眺めながら
背の高い木々と
それが地面に落とす影を見ていました
影は冬の日差しの弱さに比例するように
どれも淡い色をして
日向の部分との差異も
あまりはっきりとはしないほどです
そんな淡い色彩の風景の中で
三男の自転車だけが
疾走していました
子供たちについて
雪深い道をスキーに出かけました
メインの車道はきちんと雪かきがされていて
これならば慣れぬ僕のような者でも
運転ができるかなと思うのですが
ちょっと脇にそれて
雪かきが中途半端な道に入ると
ちょっと運転には自信がもてません
そんな雪景色の中を
大きなバスも走っていきます
雪を車体の上に載せてどこか重そうに
そうして泥が跳ね散った車体で
ただでさえ古びた感じのバスが
余計に古臭く今にも壊れてしまうのではと
感じられるほどでした
夜、ベランダに出ました
バスタオルを干していたのですが
それを取り込むのを忘れていました
夜空を眺めると
雲一つなく、晴れて星が良く見えました
夜空に凛として身じろぎもしない星
まるで僕に進む方向を指し示す標のようです
その冬の星の姿は
大切な人の姿と重なります
僕を高い処へ導いてくれるその姿と
しばらくは、冬の星と向き合っていた自分ですが
寒さを感じて、バスタオルを手に
家の中に逃げ込みました
朝から雪がちらついた日のこと
その日は歯医者の予約を入れていたので
セーターやらをたくさん着こんで
家を出ました
ドアの外に出ると
外気が肌に少し痛く感じられます
とある交差点で立ち止まると
雪で白くなった景色の中
目の前を一台の赤い車が横切りました
急に飛び込んできた
雪と鮮やかなコントラストをなすその色は
眠気を覚ますような新鮮な感じで
その車自身も
今日の主役は自分だと言うように
誇らしげに雪を押しのけ横切っていきました
雪の降る秋田で過ごした時のこと
ほぼ毎日雪が降り
あたり一面が銀色の雪景色
子供たちは大喜びでしたが
外に出ると直ぐに寒いと言って
家の中に入って来ました
都会の子供だなと
ちょっとそのひ弱さが
心配になりました
もっとも風が強く雪と混ざると
大人の自分でも逃げたくなったので
仕方がないのでしょうが
その夜のことでした
寒さに目覚めトイレにでかける途中
窓の外を眺めると
オレンジの街灯の下に
静かに降り積もる雪
その風景は昔から続き
これからもずっと同じであるようで
まるで時間が止まっているように見えました
仙台にいた頃 買い物を思い出して外に出ました いつものようにTシャツに 短いズボンの出で立ちだったのですが 風がどこか肌寒く感じられて ちょっとびっくりでした 周りを見ると僕のような軽装の人はおらず しまったと思ったのですが 家に引き返すのもめんどうで そのまま歩いて行きました 交差点で待っていると 一際秋を感じさせる風が吹き まだ日焼けの跡の残る首を 僕はその風にさらし 秋の気配を感じていました