秋田に子供たちを迎えに行った時のこと
東京と違い北国はもう
一足先に秋の風が吹いていました
夜には虫も鳴いていて
風も少し肌寒く感じられたほどです
それに遅れてですが
東京でも随分と秋らしい日差しを感じる機会が増えました
暑いと窓を開けて寝ていたのに
今は窓を閉めて寝ています
足早な季節の移り変わりを感じています
秋田に子供たちを迎えに行った時のこと
東京と違い北国はもう
一足先に秋の風が吹いていました
夜には虫も鳴いていて
風も少し肌寒く感じられたほどです
それに遅れてですが
東京でも随分と秋らしい日差しを感じる機会が増えました
暑いと窓を開けて寝ていたのに
今は窓を閉めて寝ています
足早な季節の移り変わりを感じています
「夜行性の人」
見事に昼と夜とを、逆転させてしまった長男
お昼過ぎなのに、まだ起きてこない
お昼だからと呼ぶ、食事の誘惑にも負けずに
まだ布団の中で眠り続けている
声をかけると目を開けて、反応はするのだが
まだ眠り足りないらしい
昨晩も夜遅くまで、眠らずに起きていたから
昨日は、歯が痛んだこともあって
確かに眠れなかったこともあり同情はするが
すっかりと夜行性の、生き物の世界の住民になっている
夜にいつまでも起きていて、テレビで何をやっているのか
夜の香り、静寂にどんな音が響くか、闇の先に何があるのか
子供には、興味があることかも知れない
それを一人、自分で過ごし、やがて朝が現れること
その朝日に浴すること、闇の底を抜けることは
きっとそう言うことであると、自分の体で感じること
何事も、体験の部分ではあるが
ここの所は行き過ぎだから、ちょっと注意しよう
朝夕が大分肌寒くなってきました
いつもの如く夜遅くまで眠らない三男を
眠らせようと一緒に眠っていました
本当は一番早く眠らせたいのですが
夜になるとハイテンションになって
子供たちの中で一番遅くまで起きています
俺、夜行性だからと言うので
昼に生活をしろと怒るのですが
それを聞いてゲラゲラと笑っていたりします
特に週末は遅いことが多く
その日も11時を過ぎていました
声を出さずに静かにしていると
やがて静かな寝息が聞こえてきました
ようやく寝たようです
それを確かめようと枕元のスタンドの灯りををつけると
毛布にくるまって首だけ出している三男の姿
まるで首だけを出している蓑虫のように見えました
そうしてその向こうには
同じような姿で寝ている長男と次男も
僕はその三人に挟まれて
窮屈な思いをしながら眠りにつきました
夜に早く帰り
子供たちと一緒に眠ることにしました
上の二人はまた騒いで笑い
一番早く眠らせたい三男が眠れません
仕方が無いので別の部屋に三男を連れて行き
眠ることにしました
三男が暑いというので窓を開けると
月の光と虫の声が部屋に届きました
遠くではまだ長男と次男がバカ騒ぎ
うるさいねと話をしていたのですが
やがてその声も静かになり
三男も眠りにつきました
窓の外に聞こえる虫の音と
耳元の子供の寝息を聞きながら
いつの間にか僕も深い眠りに落ちていました
若い頃には人目が気になり
外を歩くのも苦痛に思うような時がありました
人が僕に悪意を持っていて
痛めつけようと向かってくるような感覚
けれど段々と年を重ねると
そんな悪意は結構少なくて
それ以上に、皆が自分のことで苦しんでいて
人に対して悪意を向ける余裕も
あまりないことを感じるようになりました
もちろん、そんな自分を持て余して
人に攻撃を向ける人も少なくはないのですが
ある意味、僕が思っている以上に
人は僕には関心が無いと言うこと
それを感じるだけで、心が少し楽になる気もします
人の目にがんじがらめにされて
動けなくっていた心が一息をつきます
自分を苦しめるものは
人ではなくて自分の考えや認識であることが多いですね
でもそれが素直に納得できるまでには
きっと時間も必要なのですが
窓を開けて昼寝をしていました
心地よく風が吹いてくるので
半分は目が覚めていたのですが
いつまでもだらだらと横になっていました
けれどさすがに夕方近くになると
風も冷たさを増して
体が冷えてくる感覚を覚えました
それでもだらだらと
布団に横になっていたのですが
ついに耐え切れずに起きだして
窓を閉めて毛布を出してくるまりました
賑やかな街を歩いていました
目的の場所に行こうと
ちょっと細い路地裏を通ると
目の前に可愛い野鳥が道路の上を歩いていました
思いがけない出会いに
鳥好きの僕は
思わず「あら」と声を出してしまいました
その鳥は初めて見る黄色を中心とした綺麗な鳥でした
その後、ネットで調べてみたのですが
一瞬の記憶もあやふやになっていて
これだと言い切れる鳥の名前は見つけられませんでした
その可愛らしい鳥は
近くに寄っても逃げることなく
僕の前をちょこちょこと歩いて行きます
僕は道案内人を得たように
その後を静かについていきました
台風に直撃された日
テレワークだったので
一日、家の中で過ごしながら
時々、窓の外を眺めていました
途中、風も強くなり
台風が来ていることは感じられたのですが
家の周りでは
思った以上に激しくはならずに過ぎて行きました
次の日に自転車で出かけると
もう台風の気配もありませんでした