風のささやき 俳句のblog

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雨傘も毎日仕事の深き梅雨 【季語:梅雨】

2015年06月27日 | 俳句:夏 天文
入梅してからその言葉のどおりの
雨模様の毎日が続いています
ベランダの植物たちは
きっと毎日のめぐみに喜んでいるのでしょうが
水溜りをよけながら通る道はどこか歩きづらく
時に足元がぐっしょりと濡れてしまいます

そんな梅雨の様子には
僕の指す傘も乾くひまなく
いいかげんにして欲しいと
つぶやいているようにも思えます

夏の雨どの色傘に集うかな 【季語:夏の雨】

2015年06月20日 | 俳句:夏 天文
明るかった空が急に曇って
雨が降り出しました

雨の予報が出ていたので
傘を持っている人も多かったようです

それに合わせるように一斉に
色とりどりの傘が開き
色とりどりの川の流れのように
ゆっくりと動いていきます

きっと空高くから落ちてくる雨も
そんな色とりどりの傘の波に
目を奪われながら落ちてくるのでしょう

どの傘が一番雨に好かれる色、模様なのだろうと
傘の流れから目立つ傘を
目で拾っていました

梅雨の音の憂鬱離れぬ日曜日 【季語:梅雨】

2015年06月13日 | 俳句:夏 天文
すっきりとしない空模様が
続いています

テレビからも梅雨明け
という言葉は聞かれずに

来たら来たで
また文句を言うことになるのですが
明るい太陽の陽射しが待たれます

とある日曜の朝
その日もまた雨音に始まりました
せっかくの休日なので
どこかへ出かけようかと
前の晩などは思っていたのですが

雨音に僕のそんな気分も
濡らされてしまったようで
家で一日ごろごろしていようと
また布団の中に潜り込みました