夏のこの時期
空を見て、雲を眺めていると
どこか懐かしさが込み上げてきます
夏の雲の形状は一つとして同じ物はなくて
何に、懐かしさが呼び起こされるのか
夏の雲の色合いなのか、質感なのか
いずれにしろ、その根っこは
子供の頃に田舎で過ごした
夏休みの思い出にあるようです
楽しかった時間は大切ですね
それが今でも胸に蘇って
自分を慰めたりしてくれるのですから
秋田に遊びに出かけている三男も
沢山の満ち足りた時間を
持って帰って来てくれればと期待するばかりです
夏のこの時期
空を見て、雲を眺めていると
どこか懐かしさが込み上げてきます
夏の雲の形状は一つとして同じ物はなくて
何に、懐かしさが呼び起こされるのか
夏の雲の色合いなのか、質感なのか
いずれにしろ、その根っこは
子供の頃に田舎で過ごした
夏休みの思い出にあるようです
楽しかった時間は大切ですね
それが今でも胸に蘇って
自分を慰めたりしてくれるのですから
秋田に遊びに出かけている三男も
沢山の満ち足りた時間を
持って帰って来てくれればと期待するばかりです
友人と少し離れた温泉に行って来ました
昔からその効能を気に入って
一年に一回ぐらいは出かけるのですが
その友人と一緒に行ったのは
随分久しぶりのことでした
到着するとまず温泉に入り
その後、寛いでいると
友人がビールを買って来てくれました
僕はその後も修行者のように
温泉に入ろうかなと思っていたのですが
目の前に差し出されたビールの誘惑には勝てず
二人で乾杯と相成りました
そうして布団を出してゴロゴロとしていたら
いつの間にか二人とも昼寝
心地の良い眠りでした
「橋の上」
写しとったそばから
川は遠くへ流しさる
そのおもての風景を
岸辺の古い教会
川を横切る白い鳥
重そうな貨物列車も
そのおもてにはとどまれない
橋の上から映して見る
僕の顔はゆがみ
正体のないままに流れてゆく
キラキラとキラキラと
底の方で何かが
輝いているのはわかるのだが
海のそばを自転車で走っていると
白い帆を張るヨットを見かけます
海原を滑るようにで
気持ち良さそうだなと思うのですが
実際に、自分で操作したら
きっと大変なのでしょうね
僕ではもしかすると
体力的に追いつかない位に
風の流れを捉えようと
普段から感じ取っていると
その見えないものにも
敏感になるのでしょうね
僕が感じれない
風の吹いてる方向を予想できたりもして
そんなことを勝手に想像しながら
ヨットの滑る様を見ている自分です
期末テスト前の次男
夜遅くまで勉強を頑張っていて
えらいなと思いました
(結果が伴うかは別ですが)
時々は休みながらの勉強だったのですが
僕が見に行くと10分だけ仮眠といって横になり
それからしばらくして様子を見に行くと
本格的に眠っていました
完全に睡魔の勝ちです
本人は本当に起きようと思っていたのでしょう
夏布団の上に眠っていたので
体を動かし
夏布団を引っ張り出して
体にかけてあげました
そのまま朝までぐっすりです
睡魔には、はなかなか勝てないですよね
「旅の終わりに」
窓辺にはローズマリーの青い花
その額縁から三日月がのぞき
仄かに顔を照らされて こんな夜
あなたのこと思っているよと
寂しい唇の独り言
まだ口どけのよい夢を見ていた
夏の夜 白いシーツをしっかりとつかみ
見ず知らずの夢に踏み込む ときめき
白い巻貝の回廊を
ラベンダーの花をたずさえて
上ってゆく夢の中で
あなたに出会った
古びた海の家の思い出
バックを抱えた旅人は
繰り返し寄せる温かな波に
しょっぱい後悔をあずけた
海の底深く沈めてくれればいいと
波の音が繰り返すのは
その後悔をまた僕に返そうとするからか
いらないと言うのに
いつまでもしつこくつきまとう
空は鴎を縫いつけて
いつまでも浮いている白い翼
僕の目指した灯台は
岬の先に一人ぼっちの大男のように
寂しげに 海を眺めていた
旅に出たことの意味も失いかけて
茫々とした潮風に吹かれ
あなたの胸にまた眠ることを祈った
なぜいつもあなたは
微笑を絶やさずにいられるの
あなたの面影は
旅する鞄にしのばせる栞
真っ白な手帳のページに
旅の一言をしたためる
あなたの胸に届けるための
長い旅の遍歴を
文字で埋め尽くそうと
あなたに会うことを
恥じない心持になれたのなら
すっかりと陽に焼けて
乾いた草の香りがして
あなたに声をかける
もう ためらわない
あなたはその時
夢と寸分違わぬ笑顔で
僕を迎えてくれますか
あなたに戻るために
旅に出ました
あなたを愛おしむために
旅に彷徨いましたと
跪いて あなたに
心から告げる
歩道橋に上ると、一直線の道路に添うように続いている
銀杏の街路樹が、青々と茂って綺麗でした
夏空にその先端を差し出して
空に届こうとして、空からの音信を
受け取ろうとしているかのようです
きっと大きな街路樹もまだ成長をしていて
夏の空に潜む見えない手が
その幹の先端を引っ張り上げようとしている
そんなイメージが自分の中に広がりました
相変わらず、アイスクリームが好きな子供たち
冷凍庫には小さなアイスを切らす日がないぐらいです
それが無いと買って来てとせがまれるのですが
基本は面倒なので、次回と言っているのですが
時々、他の買い物もあって、そのリクエストに応えたりすると
待っていましたとばかりに美味しそうに食べています
小さな頃は可愛い仕草で
アイスおかわりなどと頼まれると
自ら買いに出かけたものですが
今は、そんな事を言われると、わがままな奴らめと
一人気分を害したりしています
「薔薇園の印象」
重ねる花びらの奥に
秘めた色彩を隠し切れず
太陽にさらけ出す薔薇よ
朝露に濡れた赤や黄色の
花園の甘さに
蜜蜂たちは満足して
その一生を終える
何を待ちわび じらすように
ゆっくりと花びらを落とす
花占いの少女のように
夢見心地に 一枚 一枚
きっと君たちの
芳しき言葉を
天使たちが聞いている
君たちをやがて摘み取り
天の間を飾ろうとして
その日までの純潔
いばらの鎖に身を固め
差し伸べる僕らの指先には
軽い痛みの血を流すのだ
そ知らぬ顔の可憐さに
夢見心地で
いつまでも空を見上げて
時々、昔、心を寄せた人を
思い出す時があります
もう音信も途絶えて
それ以降の気持ちも伝えられなくなった人
思い返せば感謝の気持ちしかありません
今ではその気持ちを伝えれば
きっと迷惑でしかないその宛名に
時々は思いを伝えたくて書き連ねる言葉
気づいてもらっても今さらという感じなのですが
どこか気づいて欲しいという気持ちもあって
人は誰かに伝えたい事だらけで
言葉を書き連ねるのでしょうね