「職人に頂点なし」と、包丁鍛冶の名工が言っていました。
その人の作った、しならせても曲がりっぱなしにならない、あのまぐろ包丁を実物で見たくなります。
仕事振りをその場で見たい気もします。
俺が頂点にいる、できるだけ長くいると、ことあるごとにそぶりを見せる人には、どういうわけか会ってみたくもありません。
見せたい技、見てくれ技は見たいと思いません。
見せるためでない、見せなくてもよいと思っている技なら見たい気がする、おかしなものですね。
見せたい技は、ピーキングで整えられ、これが最上、ここが頂点、というところしか見えないからでしょうか。