見たこともない生きものが目の前に現れたとき、人はそれぞれの反応を示します。
見たこともないというのも、認識のかたちです。
最初に、それが何のために生きているのかなどと考える人はごく少ないでしょう。
人の形をしていると、それが目的なしに生きているとは考えにくいものです。
しかし、目的なしに生きているヒトも実在することは確かです。
たとえば、紐の付いていない工作員、その人たちは、ただ工作に励んでいるだけで目的を持ちません。
カネをもらうわけでもなく、利権を得ることもなく、結果だけは"外国のために"尽くしているという、わけのわからない生きものが、大野望をもったごくわずかの人に、いとも巧みに動かされています。
その人たちのマジメな働きは、30年後の国の姿を、ダイオウイカの化けものなどよりはるかに不気味なものに変えてしまうかもしれません。
くわばらくわばら。