商売繁盛のためには、目立つことがだいじです。
持っている力と目立ちの度合いとのかね合いもだいじです。
国柄で見ると、歴史の浅い国はとかく目立ちたがるようです。
ここでいう歴史は、現在の国体が備わった時からの話で、その土地が存在していた年月のことではありません。
どこかに四千年の歴史があると言われる国があっても、途中で大革命があればいまの国柄とは無関係でしょう。
力を出せる人がどれほど大勢いても、自分が目立ちたいだけの独裁者が国の実権を握っていれば、人々の力は国力としては働きません。
自国民の力をまとめきれない独裁者は、勢力範囲だけを国外に向かって押し広げるしかありません。
そんな国の首領を国賓として招けば、侵略に手を貸し独裁者個人を満足させる効果しかないのはわかりきったことです。