天橋立は、体を曲げると違った景色になる名所、昔から人々は曲げて見ることを好んだらしい。
新聞記事の見出しにも、曲げて見させることがはやっている。
それが、橋立のように曲げて見てごらんではなく、曲げに気づかれないように曲げておいて、逆の意味に読ませるという手の込みようなのでたちが良くない。
こうなると、もう見出しではなく乱しの性格を帯びてくる。
たとえば、武漢病感染と宣告された人の数が増えているのは、GoToトラベルが主要因だと読みとれそうなこんな見出しがある。
『後手の末、ようやく「引き締め」 GoToトラベル全国停止』
GoToトラベルを引き締めたところで、罹病者が減るかどうかはわからない。
なぜなら、病原を背負いながら、ビジネスならばOKとされ、外国からスルスルと出入りしている人のことは全く報じられてないというではないか。