BH は略号、何の略号か。
ブラックホール、バイオハザード、いろいろ考えられるが、ここでは良くない見出し、bad heading のこと。
マス・メディアにとっては使われたくない、そんな言葉は決してはやらない。
この BH が、今日の新聞に三つもあった。
・『沖ノ鳥島調査 中国政府主導』
・『国賓延期 対中関係再考へ』
・『外交・経済に打撃 募る中国不信』
『沖ノ鳥島調査 中国政府主導』もし責められれば、日本の政府よボヤっとするなと言うつもりと、多分編集者は言い逃れるだろう。
しかし、中国政府主導という表現は、チャイナの政府がしっかりやっていると褒めているように読める。
とんでもない話で、要らぬことに手を出してきているということを、見出しで感じさせないのはどういうつもりなのか。
『国賓延期 対中関係再考へ』コロナをチャンスにご破算にと、なぜ働こうとしないのか。
再考へとは、いかにも未練がましい表現ではないか。
『外交・経済に打撃 募る中国不信』チャイナは、すでに不信の対象でしかない。
不信を募ると言ったのでは、それでは困ると言いたげな表現ではないか。
表現を責められたら、こういうつもりなどと言い訳ができるような、いや、はじめから言い訳半分のような、これでもS新聞の記事か。
こんなところから、ズルズルと気が緩み、ニタニタへつらい顔を見せて、悪魔を喜ばせることになる。
新聞の見出しは、姿勢の見せどころ、しっかりしてほしい。
もし、言われなくてもわかっているなら、こんな見出しを書くな。