・・・・・・あわぞうの覗き穴・・・・・・

気が向いたときに、覗いてご覧ください。
何が見えるかは、覗く方々のお眼め次第です。

たいくつシノゲン

2010年06月01日 | Weblog
リゾートホテルの部屋などによく見かける、4枚の板を組み合わせて、いろいろな形を作るパズルがある。
「旅のひとときをお楽しみ下さい」と書いてある。
シルエット図形の見本がついていて、しばらくはそれで楽しめる。
だが、見本にある6種類の形が出来てしまうと、もう一度手をつけようとしない。
こうなると二度三度やってみようとは思わない。

形を作る上での原則を一つ掴んでしまえば、何回やっても簡単にできてしまうので面白くなくなる。
おすすめの文句のとおり、楽しめるのはひとときなのだ。

スポーツや芸事のように、どうすれば巧くいくのかわかっていても、そのとおりにはなかなかできないものなら、何度でも繰り返し試そうとするのだが。

売店で同じものを売っていても、買って帰ろうとは思わない。自分で作ってみようとも思わない。かといって、新しい図形を考えるほどの興味も湧かない。

わかってしまえば、そのあとのことは、魅力の材料にならないのだ。
ゲームは、意味のない、わかる必要のないものほど、面白くないと思いながらはまり込むものらしい。