台風は足早がよい。
去った後も気持がよい。
どのあたりまで行ったかと、天気図を探す。
気象庁の天気図は、等圧線がきっちり描いてあって見やすいが、３時間おきに観測時刻の約２時間１０分後の発表、後姿しかわからない。
気象協会の天気図は、色がついていて画面は鮮やかだが、これも３時間おきで、３時間後に最新情報が出る。
９時から１０時の間に見られるのは６時の実況、後姿にかわりはない。
気象衛星から送られてくる写真、こちらはさすが、９時１０分に見たとき９時のデータが出ていた。
３時間前の天気図をていねいに描く人は、後姿専門、これもおしごとなのだ。
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わかりやすい天気図の話 |
| クライム気象図書出版編集部 | |
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