毎年誕生日の前になると申告用のはがきが入った封書が来ます。
「扶養親族等申告書」というものです。
このおかげで、細々と生活していける、ありがたいことです。
変わったことがなければあまり書きこむところはありません。
何か生活環境が変わった場合に、間違いなく書き込めるよう、懇切丁寧な説明が付いています。
この申告書、ただ一つ足りない欄があるのではと、ふと思いました。
「辞退」欄がないのです。
数億という資産があって、超低利でも悠々と贅をつくした生活ができる人には、年金の額は吹けば飛ぶようなものでしょう。
そういう人は年金受給を辞退できる制度を作ったらいかがでしょう。
年金辞退は名誉なこことして、公表されます。
閣僚も、大企業の役員さんも、これに名前が載らないと白い目で見られます。
法律がそうなっていない、そんなことはやらない理由になりません。
法律は、その気になれば、変えたり作ったりできるのですから。