南無煩悩大菩薩

今日是好日也

死生感。

2005-01-15 | 日日是好日。
月日は百代の過客にして 行きかう人もまた 旅人なり。

露と落ち露と消えにし 我命 なにわのことも 夢のまた夢。

もっと光を!

生れ落ちた時から 生きとしものはすべて 死に向かって生きている。

災難に逢う時節には 災難に逢うが良く候。
死ぬる時節には 死が良く候。
是はこれ災難をのがるる妙法にて候。

惑って一生。悟って一生。

いま死んだ どこにも行かぬ ここにおる たずねはするな ものは言わぬぞ。

生病老死 苦にあらず。

先達が持った死生感を頼りに 己の死生感を紐解き得心する作業は、生きているということから 逃れられない作業であろう。

じっさまは、逝ってしまった後に 笑顔の印象を残してくれた。

そこに居たものが居なくなる。ということは、後に必ず何かの印象を残す。
どのような印象が後に残るのだろう。死生感の影響は大きい。
いつ来るのか?どのように来るのか?死と生の間に横たわる出来事への対応。
現実に際してしどっちに転ぶかわからないものに 対応しようとする 壮大な準備。しせいかん。

南無煩悩大菩薩。
コメント (2)
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