南無煩悩大菩薩

今日是好日也

文化というものについて。

2005-01-19 | 日日是好日。
一杯の ハイボール を飲んでいて思う。

居心地のいい店には、よき文化がかおる。借り物ではない何かがある。
それは決して創ろうとして出来上がるものではないようにおもう。

目の前にある何か。
それが大事なものならばそっと育む。そんな毎日の積み重ねが徐々に受け入れられ伝播し、芳香を漂わせ始める。
文化というようなものの、生い立ちはそんなものではありゃしませんかね。

・・・・・・・

ちょいとした心遣い。着眼点。止められない好奇心。
いつしかそれが自然増殖を始める。

人として。国として。会社として。組織として。店として。
よりよい文化を形創ることが出来れば、かなりしたたかに生存できるはずだ。

文化というもの。

これ。といって捕らえることは難しいけれども、感覚的に理解できるもの。嗅覚的なもの。
関係するもの存在するものをすべて 闇鍋にしたような。
具そのものの特定は定かではないものの、確かに実在する食べ物のようなもの。
どこが素晴らしいかを、言ってしまえば間違いを侵しそうな何か。

オープンな文化。クローズドな文化。慎重な文化。軽やかな文化。重厚な文化。ポップな文化。トラッドな文化。増殖する文化。女性的。男性的。お鍋的。エトセトラ。エトセトラ。ケセラセラ。

・・・・・・・・


文化というもの。と 文化的なるものも違うんだろう。
健康で文化的な生活とは、全くかけ離れた生活をしていても、文化らしきものは感じますし。

文化教室にいっても、文化というものは教えてくれません。

あるところにはある。出来るところには出来る。としかいいようがない。

ある種、ある時期の生存競争に勝ち残ったのであれば、たぶんそこには多かれ少なかれ、文化的なるものが存在していることは確かなんでしょうな。

文化的になるぞー!文化を創ろう!
なんて言ってるうちは、カルチャーショックを受けるのが関の山でしょう。
意気込めば意気込むほど、困難になっていく文化性。

文化大革命!なんてやると、あとで色々噴出しますわな。


どちらにしても、文化というものを意識することの意味は大きい。
この種の乗りは、より多くの真実を語るものだから。
頭の良し悪しや、経験のあるなし、など無関係に、誰にでも受け取れるものでなければ文化的とはならないであろうから。
得心できない言葉や指導によって形創られたものは、変化対応力は脆弱だと決まっていますもの。

よりよい文化を取り込み、よりよい文化を花開かせる。

え。え?
儲かってきましたか。
カルチャーが認められ、ファンが増えたってことですなぁ。

え?
文化同士が殴り合ってる?
そりゃ。カウンターカルチャーでんなぁ。・・・。



・・・・・・・・
ありゃこりゃ。
収集のつかんことになりました。

文化というものは、やはり 一筋縄ではいきませんなぁ。

まあ。よしとしますか。

一杯の ハイボール を飲んでもう一回思ってみましょ。

日々是好日。
コメント
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