不易を知らずば 基たちがたく
流行を知らずば 風新ならず
不易とは 何がどうあろうと変わらないなにか。
流行とは 変わる事でパワーを持つなにか。
人間の脳の構造や重さはみな同じ過程を経て成長する。
人類の器官は、眼が二つ。鼻で呼吸をし、口でものを食べ、耳で聞く。両手両足を持ち、生殖機能はお互い股間にある。言葉は国・地域によって違うものの、文字や音を伝達手段にし、名詞と動詞、それを補う助詞による文法は同根である。
等等、我々が同じ器官形態を有する以上、同じような世界観の中で生きていることは明らかだろう。
不易と流行とはそういうところに潜んでいそうだ。
変えてはいけないもの と 変わり続けなければいけないもの
ちょいと乱暴ではあるが、不易とは抽象的概念で、流行とは具体的概念と言い換えられないか。
感性においては、抽象的でしか表現できない具体性や、
具体的に表現した抽象が、より説得性を持つ場合も多い。
インスピレーション。