南無煩悩大菩薩

今日是好日也

のん兵衛のうた。

2008-08-02 | 酔唄抄。

酒は百薬の長。牡丹は百花の王。

立てば酌する。座れば受ける。歩く姿は揺りの花。


月月火水木金金。

のん兵衛たるやは はなならつぼみ 今日もさけさけ あすもさけ。

日曜も、にちようさはんじ、休んでたまるか、百薬の長。


酒は人の上に人を創らず、人のしたに美味を施す。


口から流せば腹で受け。も一つ流せば、肝で受け。重ねて流せば、桃源みゆる。

池に飛び込むかわず(蛙)と同じ。 みずにかえらず、いられない。



祇園酒舎の金の声、諸行無謀の響きあり、娑場遭難の花の色、常者必酔のことわりを現す。

おごれるものも久しからず。常に風の前の屁におなじ。


たえがたきをたえ しのびがたきをしのび さけがたきはさけ。


大ビン頼んで呑む酒も、中ビン頼んで呑む酒も、酒に変りがあるじゃなし、呑んで流せば、みな小便。



五臓六腑に留まらず、四股へも玉へも、沁み込むしこたま。

会話はずむも、ろれつまくなし。


肝胆相照らせば、脳天気晴朗なれども検査波高し。

薬が少々効きすぎた。

とめてくれるなおっかさん。わしゃカエル。



ほんにのん兵衛、ままならぬ。

ままよままよで、まままでままよ。

呑んで咲かせる、酔中花。



咲かしともない蕾は開き 散らしともない花は散る。



それでは、そろそろ、このへんで。

のん兵衛、一燗のおしまい。


-無山人-

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