南無煩悩大菩薩

今日是好日也

おつ。

2009-06-10 | つれづれの風景。

竹を切って、一節のこし、酒を入れて、焚き火で焼く。
野にさがり、風に吹かれてやる一献のかっぽ酒は、おつなもの。

その昔の小料理屋の凝り性の主人(あるじ)なんかは、ありきたりの庭下駄では面白くないからと、竹を二つに割って、シュロの鼻緒をすげ、それではなれまで、お客を案内したりしたそうで。

おつだねぇ。

おつ。は「乙」と書いたり「異」でおつと読ませたりしたようですが、ちょいとひとひねりあるところがよろしいもんでございます。

野暮に落ちず、無粋にならずに、ひとひねりするのはなかなかむずかしいようで、ひとひねりが、ねじりすぎちゃあかえって醜くなってしまうもの。

衆参のあれや、「山といえば川」とはいかぬ総務と社長のねじれなんかも、どっちが「ゆうせい」かわかりゃしませんが、異すぎて、甲乙でいやぁ、丙の部類のねじりかただとおもうのですよ。あっしは。

ひとひねりのよさはどこへやら、もうねじきれてるかんじで。
ねじきれて、ひねくれてしまっっているようにも受け取れるのでございます。


この花のように、こううまいぐあいのひとひねりともなりゃ、それこそ、お。おつなもんじゃあねぇか。といっていられるんですがねぇ。

コメント (2)
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