南無煩悩大菩薩

今日是好日也

木瓜もコウナゴも。

2011-04-06 | つれづれの風景。

前世から受け継いだものを後世に伝える。

私のこの体も、父母の二滴より生じ、その父母もその父母の二滴より生じた。

ネイティブインディアンには、「この大地は先祖より授かったものではない、まだ見ぬ末裔の為に預かっているものだ」ということわざがある。


「持続可能性」というよりも、「継続可能性」という言葉のほうが当てはまるように思えます。

財産を伝承するのではなく、生き方考え方の善悪を伝承する。

当代というのは、渡す橋のような役割だといいます。

昔、その後偉くなるお坊さんが、時の権力者から贈答品を賜り、母にそっくり渡したとき、母はこんな風に言って息子を戒めたといいます。
「世のため人の為の橋渡しをするための修行かと思いきや、おのれの世渡りを考えていたとは情けナや」


植物動物いわんやあなたもわたしも、この世は縦横無尽の橋渡し。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする