南無煩悩大菩薩

今日是好日也

なぜに心安らぐのか。

2012-10-22 | 世界の写窓から
(photo source)

かくばかり偽りおおき世の中に 子をおもう親の気持ちぞ誠なり


たしか大岡裁きの中に、子の親権を主張する二人の親の話があった。

奉行大岡越前は、双方の親に互いに子供の手を引っ張らせた。つまり、バーゲンで同じものを取り合うようなアレである。

「おっかあ!痛いよう」

たまらず先に離した方を越前は、真の母親と認める。

誠の心情というものは、真に何を大事にするかで自ずとつまびらかになるものでもある。

誠の姿に接したとき、私たちの心は安らぐようにできているのかも知れない。
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