南無煩悩大菩薩

今日是好日也

捉えどころのない象。

2013-07-10 | 古今北東西南の切抜
(群盲象をなでるの図)

不特定多数の人々を同じニーズや性質を持つ固まり(セグメント)に分けること、市場細分化を指してセグメンテーションと呼ばれる。

商売で言うセグメンテーションには概ね二通りあり、顧客セグメンテーションが自社の顧客をグループ分けするのに対し、業務セグメンテーションとは、自社の業務を、顧客と競合他社の特徴に従ってグループ分けすることを指す。

ただ、人間のやることだからちゃんと目を見開いて行わないとへんてこりんなことになり、競争優位は造れない。
例えば、「象」という顧客、または「象」という業務はなんだろうとする場合に、
ある人は「硬くて尖っている」またある人は「どっしりと重厚である」や「柔らかく平たいものである」や「長くて弾力がある」など携る場所によっての盲目的な判断に陥りやすい。
総意としてまとめる場合、それぞれ個人的には「実際に触っている」ことだからなかなかやっかいなことになる。

全体象からはかけ離れてそれぞれ勝手な象をイメージしてしまいやすいのである。
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