南無煩悩大菩薩

今日是好日也

チョーだいじ。

2013-09-07 | 古今北東西南の切抜
(photo/Fantastic VoyageⅡ)

ネイチャーの記事によると、健康は本当のところ、腸の問題だそうだ。

「非肥満者と肥満者の腸内細菌の遺伝子構成を分析し、遺伝子や微生物種の豊かさ(多様性)に著しい違いがあることを見いだした。こうした豊かさが低い場合には、肥満やインスリン抵抗性、脂質異常症、炎症が多く見られた。微生物の種数が少ない肥満者では、微生物種の数が多い肥満者よりも、体重が多くなる傾向が見られた。・・肥満者や体重過剰者に食餌療法による体重減少や体重維持のための治療介入を行った際の微生物プロファイルの変化を観察した。果物や野菜などの高繊維食の摂取を増やすと、微生物の種数が増加し、肥満に関連するいくつかの臨床症状が改善されることが分かった。これらの知見は、食餌と腸内微生物集団の組成とを関連付けた以前の研究を裏付けるもので、適切な食餌をとることで微生物相の恒久的な変化が達成できる可能性を示唆している。」

ということらしい。

そして「人間の腸内にすみ着いている微生物は、人間が自身のために進化させてこなかった代謝作業を肩代わりしている。ある意味では、腸内微生物の遺伝子は「ヒト」という「メタゲノム」の一部だと言える。」

だということだそうだ

他にも、肥満の人の腸内細菌を腸内を滅菌したラットに移植したところ、ラットもファットになった。という記事もあった。ただこの実験では、変化のなかった非肥満者のそれを移植したラットでも、高カロリーの餌を与え続けるとやはりファットになったそうだ。

私が勝手に思うに、肥満には三種類の肥満がありそうだ。食い意地のはった肥満と、微生物学上の問題での肥満、そして自分を肥満と思っていない肥満の。
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