赤い花なら曼珠沙華、とはいうものの、
しかしこの赤と花の形状が、子供のころはなんとなくおどろおどろしく感じられたような記憶がよみがえった。
というのも、昨日嵐山から桂、宇治、木津、枚方経由と淀の川に連なるサイクリングロードを走ったからだ。
先般の氾濫で風景は一変していた。流され倒され残され土埃も累々の残相の中で、赤い花だけが愁光の雅のごとく斜陽に煌いていた。
その佇まいは、写真を撮ることも憚れるものだった。
ひがんばな、はやっぱり少し謎めいている。
しかしこの赤と花の形状が、子供のころはなんとなくおどろおどろしく感じられたような記憶がよみがえった。
というのも、昨日嵐山から桂、宇治、木津、枚方経由と淀の川に連なるサイクリングロードを走ったからだ。
先般の氾濫で風景は一変していた。流され倒され残され土埃も累々の残相の中で、赤い花だけが愁光の雅のごとく斜陽に煌いていた。
その佇まいは、写真を撮ることも憚れるものだった。
ひがんばな、はやっぱり少し謎めいている。